シリア難民支援速報

駐ヨルダン日本大使の学校視察

2015.12.17

先日、駐ヨルダン、日本大使ご夫妻が、JENが支援活動を実施した小学校を視察のために訪問されました。

支援者の皆様からのご寄付と、日本政府とユニセフの協力を得て、この学校で水衛生の事業を実施しました。

全児童の10%はシリア人難民の子どもです。この学校は今年の9月に水衛生施設の修復が完了し、その後水衛生教育を実施した学校の一つで、アンマンから車で片道30分くらい走った、バルカ県にあります。

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↑JEN現地スタッフのウィサム(シニア衛生プロモーター)が
大使夫妻に衛生教育の教材について説明しています。

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↑大使夫妻と、ユニセフ・ヨルダン代表、JENスタッフのMTG

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日本にはない風景

2015.12.03

クイズ!これは何の写真しょう?

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これは、ヨルダンのザータリ難民キャンプの仮設住宅の引っ越しの一コマ。

ヨルダンのザータリ難民キャンプには、現在約8万人のシリア難民が暮らしています。これから日ごとに寒さが増し、厳しい季節がやってきます。

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衛生教育を促進するための取り組み

2015.11.19

今回は、JENがヨルダンの公立学校で衛生教育を促進するために実施している取り組みをご紹介したいと思います。

まず、ヨルダンの学校の一般的な衛生施設をご紹介します。
学校のトイレは、スクワット式(しゃがみ込む方式)が一般的です。ヨルダンでは、便座のあるウェスタン(西洋)トイレに対し、このトイレを「イースタントイレ」と呼んでいます。トイレットペーパーはなく、生徒用のトイレは、便器の左側の壁に蛇口があり、そこに水をくむひしゃくが置いてあります。教員が使うトイレには、壁に小型のシャワー(ホースの付け根に水道栓のハンドルが装着)が付いているところもあります。生徒のトイレにシャワーを付けない理由は、中東において水資源が最も貧しいヨルダンで無駄水を削減するためです。水が一週間に一度しか供給されない学校もあります。

【イースタントイレ】
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学校の手洗い場は、横並びに蛇口が付いています。これは日本の学校でも一般的だと思いますが、ヨルダンの公立学校でユニークなのは、手洗い場に錠鍵付きのカバーがあり、必要に応じて学校側が解放する蛇口数を調節し、また全部の蛇口を施錠できることです。

衛生施設が子どもたちにとって安全で清潔であるかどうかは、学校の自主的な取り組みによって大きく異なります。

安全と清潔に関しては、以下が主な問題になっています。
(1)トイレ内で高学年の生徒が低学年の生徒に性的ないたずらをする。
(2)子どもがトイレを流さない(トイレの使い方を知らない)ことで、他の子どもがトイレに行くのが嫌になる。トイレが流されない頻度が高いため、学校の教員も掃除要員も清掃しきれず、トイレをきれいに使えないのはこの国の文化だと諦めている。流されていないトイレが、施設を不衛生に見せている。

(1)の問題を解決するために、健康上の問題でトイレに行く頻度が高い生徒のリストを教員が用意し、それ以外の生徒には高学年と低学年の生徒を時間差でトイレに行かせるという工夫をしている学校があります。また、子どもが教員から許可を得て、教員の名前が書かれた名札を持ってトイレに行くという学校もあります。

(2)の問題には上記の名札制が有効ですが、実施している学校は非常に少なく、多くの学校で未解決です。また、ヨルダンの公立学校には清掃要員がいて、文化的に子どもに学校のトイレ掃除をさせることは親が絶対に許さないと言われています。そのため、JENの衛生促進員は、石鹸を使った手洗いを教員や生徒に指導をすると同時に、JENのエンジニアが修復・建設した水・衛生施設の正しい利用のし方も指導しています。

【女子中等学校生徒への衛生セッション】
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【修復した学校の手洗い場をモニタリング】
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学校での促進活動では、日々の「指導」だけでなく、世界手洗いデーや、世界トイレデーを利用して、子どもたちの記憶に残る楽しいイベントも企画します。

また、ヨルダンには礼拝のためのモスクが点在し、多くの人が宗教を生活の一部と考えています。JENの職員は学校近隣のモスクを訪問して聖職者と衛生教育についての重要性を共有し、学校近隣を含む包括的な衛生促進活動も心がけています。

【学校近隣のモスクで聖職者へ衛生教育について説明】
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ゴールは一つ、戦略はいろいろ(後編)

2015.11.05

10時半ごろ、ザータリ慈善協会から教師に連れられて4~5歳の子どもたち50人が会場にやって来ました。子どもたちはJENの衛生促進活動の担当者に招待され、日常の衛生習慣に親しむことを目的としたセッションに参加するために来たのです。彼らは、学校にいる時も家にいる時も毎日手洗いや歯磨きをするよう教わっています。このイベントでも最後に子どもたち一人一人に衛生キットが配られます。

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様々なイベントが展開されるにつれ、人々の熱狂や喜びは高まりました。誰もがこの催しを楽しんでいる様子でした。まるで国立競技場で公式サッカー大会を観戦しているように、人々は伝統的な歌を歌ったり、手を叩いたり、踊りを踊ったりして、全てのチームを応援しました。

決勝戦が終わると、JENは優勝チームと準優勝チームと得点王を表彰しました。3試合で8ゴールを挙げて得点王に選ばれたヤザンさんが、名前を呼ばれたときに見せた笑顔は本当に忘れられません。自分のチームが優勝しその立役者の一人であったことに加え、得点王にもなってとても誇らしげでした。

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閉会式が終わった後、ザータリ難民キャンプの周りの他の村でもこのような大会を開くことが提案され、皆が賛成しました。このような交流の場を設けることにより、難民を受け入れている地元コミュニティーの人々も国際NGOにサポートされているという感覚を持つことができ、NGOが進める人道支援活動に対して本当に良い影響を及ぼすと分かったからです。

 

<どのチームにも、勝つための自分たちの戦略があった。しかしどの戦略にも、一つのチームとして一緒に戦うという究極の目標があった。>

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ゴールは一つ、戦略はいろいろ(前編)

2015.10.15

今年9月、JENのシニアスタッフたちが小さな会議室でミーティングをしていると、突然一つの提案が出されました。「地元の人たちとザータリ難民キャンプで活動しているNGOに声をかけて、スポーツと衛生促進活動を組み合わせたサッカー大会をやらないか?」

その後、ザータリ村にあるザータリ・スポーツクラブ、ザータリ難民キャンプで活動しているNGOとJENが集まってミーティングが開かれました。JENが提案したこのサッカー大会に、みんなが大いに興味を示しました。
「マフラク県の地元コミュニティーとNGOの間には壁があります。一緒にスポーツをすることで相互理解を図ることができるかもしれない」

この考えのもと、サッカー大会を実施するための準備が始まりました。地元コミュニティーとJENとの関わりを示すため、そしてJENの事業の対象地域間の交流を目指して、JENが大会に必要な用具をすべて提供することになりました。

10月8日午前9時、8チームがトーナメントの組み合わせ抽選に参加しました。参加チームはNGOからJEN・IRD・UNHCRの3チーム、地元コミュニティーから4チームとザータリ難民キャンプから1チームです。全員が、今まで会う機会のなかった仲間たちと1日を楽しむという共通の目的を持っていました。約200人の観戦者の応援を受けて、第一戦が9時半に元気いっぱい始まりました。

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(続きは次回。お楽しみに)

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