「スフィア基準2018」最新版を職員間で共有

お知らせ|2019.01.29

「スフィア基準*2018年」第4版が11月6日に改定になった事を受けて
2018年12月21日JPF(ジャパンプラットフォーム)NGOユニットの勉強会に職員が参加し、
1月8日今年最初のジェンの全体会議(毎週開催)で概要を職員全体で共有しました。

TKHQ_20190129

スフィア基準の基本構成に大きな変化はないものの、主な変更点は、以下の通りです。

1)時代の変化に伴い、これまでの難民キャンプでの支援から都市部での災害の発生や、
これまでの現物支給による物資支援だけでなく、技術や現金などによる様々な複合的支援に
対応できるようになりました。

2)2011年版はコア基準でしたが、2018年版は「人道支援の質と説明責任に関する基準(CHS:Core Humanitarian Standard)」と統合になりました。

3)保健活動(生命を守る4つの活動の内の一つ)の中に新たにSexual Violence(性的暴行)の要素が含まれており性的搾取・虐待(SEA:Sexual exploitation and abuse)関連に対する配慮がより注力されております。

4)その他、基本行動に細かい説明の追記、基本指標に新しい分類の追加、ガイダンスノートの説明は、最近の事例に変更されました。

私たちは今後これらの基準を順守する事を、よりいっそう努めて支援を続けていくことが大切である事を改めて実感しました。

スフィア基準 2018英語版
上記版のアプリがあります。
*CHS Alliance Verificationsで、団体がCHSを出来ているかチェックできます。

*人道憲章と人道対応に関する最低基準。1990年代ルワンダ難民危機を受けてNGOグループと国際赤十字・赤新月運動が1997年に開始したスフィアプロジェクトで策定。

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