牡鹿半島の美しい夜空を楽しむイベント『おしか星空教室』が、12月22日に石巻市鮎川の牡鹿家族旅行村オートキャンプ場を会場に行われました。当日は、石巻市内から親子での参加を含む23人が参加しました。
このイベントを企画した実行委員長の西村さんは、現在大学3年生。JENボランティアとして石巻に何度も通う中で牡鹿半島の星空の美しさに気づき、“趣味である天体観測を通じて牡鹿半島、石巻の子どもたちに楽しんでもらうイベントを開けないだろうか”と考えました。イベント開催についてご自身が所属している東京大学地文(ちもん)研究会天文部のOBや、天文仲間などに声をかけたところ、19人の学生実行委員が趣旨に賛同し、今回の企画が実現しました。
まず、冬を代表する星座や「冬のダイヤモンド」についての解説を受けたあと、夜空の下で天体望遠鏡を使った木星や星雲の観測を行いました。参加者は、夜空を見上げて教わった星座を探したり、天体望遠鏡で木星や星雲の観察をするなど思い思いに観測を楽しみました。
(実行委員 松野允郁さん撮影)
震災前は牡鹿半島に住んでいたが、いまは市街地に住んでいるという小学校4年生の男の子は「いつもなら見えない星がたくさん見えました。すごく光っていました。望遠鏡を使うことができて楽しかったです。」と目を輝かせていました。
観測を終えると、サンタやトナカイに扮した実行委員が登場!参加者のみなさんに星空の写真とメッセージカードをプレゼントしました。
【サンタさんも登場!】
西村さんは、「今日の星空は、今まで生きてきた中で一番きれいでした。今日この日、同じ星空を見上げた体験を、これから夜空を見上げた時に思い出してくれたらと思います。たくさんの人に楽しんでもらえてよかったです。」とあいさつ。また、「牡鹿半島は人工光の影響が少なく、宮城県内でも有数の天体観測スポット。キャンプ場など滞在のための施設も整っており、もっとたくさんの人が天体観測をきっかけに訪れるようになれば地域の活性化にもつながるのでは。」と話していました。
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◆ジェンでは、引き続き震災復興支援ボランティアを募集しています。9月~12月までの活動予定を更新しています。(詳しくはこちら)
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12月1日、牡鹿半島の鹿立浜(すだちはま)で、第4回「浜へ行こう!」が東浜実行委員会の主催により、開催されました。
第4回となる今回は、いよいよ牡蠣シーズンが始まったということで、牡蠣尽くしの冬の特別版です。牡蠣の養殖場見学、牡蠣むき体験、牡蠣を用いたいろんなメニューを味わいながらの浜のお母さん・若い漁師さんとの交流会と、シーズンならではの体験となりました。
牡蠣は、通常出荷までに2年間かかり、1年目は比較的波の穏やかな内湾で、2年目は少し沖合の波の荒いところで生育させます。今回のイベントでは両方の場所を訪れました。
【収穫された2年牡蠣】
収穫の後は浜に戻って、浜の皆さんに教わりながらの牡蠣むき体験です。普段私たちが食べている牡蠣はすでに殻がむいて売られているので、参加者の方々は初めての牡蠣むきに大変悪戦苦闘されていました。また、漁師さんが3~5秒で1つむくと聞いてとても驚いていました。
牡蠣むきが終わるころには、浜のお母さんたちが昼食の準備をして待っていてくれました。
【素晴らしい浜の牡蠣料理がたくさんに用意されました。】
この日のメニューは、焼き牡蠣、ムール貝の炊き込みご飯、生のりが入った牡蠣汁、牡蠣フライ、そして自分たちでむいた牡蠣を蒸したり鍋にしたりと、豪華な牡蠣づくしメニューとなりました。「家では牡蠣フライしか食べたことがない」というお子さんが焼き牡蠣をいくつも食べたり、「牡蠣フライだけはどうしても苦手だったけれど、食べられるようになった」という方がいたり、新鮮な牡蠣料理に大満足な様子でした。また、今回参加した方の中には以前にも参加された方がいて、浜の皆さんや参加者同士での会話も弾み、楽しい一日になりました。
あっという間の1日で、お別れの前に参加者一人一人から浜の皆さんへ、感謝の言葉や感想をお伝えしました。
次回の「浜へ行こう!」はワカメが旬の3月に開催が予定されています。浜の実行委員会では、これからも多くの人に参加してもらい牡鹿半島の自然や新鮮な海産物を楽しんでほしい、と考えています。皆さんも次回参加してみませんか。
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JENでは、10月22日~24日の3日間、南三陸町で武田薬品工業株式会社様の新入社員33名による社会貢献作業のコーディネートを行いました。
【南三陸町志津川では岸壁の工事が粛々と行われ、重機の音が響いています】
研修1日目は、石巻市・女川町の沿岸部を視察した後、作業地である南三陸町に向かいました。地元の方々による震災当時の経験をきいていただき、JENの復興支援事業に関するオリエンテーションを受けていただきました。
2日目、3日目は、南三陸町の漁業生産組合である『南三陸漁業生産組合』での漁業支援活動を行いました。南三陸漁業生産組合は、震災後にそれまで個人経営だった12人の漁師が集まり、協同組合として再スタートした組織です。協業化することで、大規模な設備投資や作業効率の向上が可能になり、あたらしい漁業の形として内外からの期待を集めています。漁業者の生活の安定に加えて、町を離れた若者に雇用の場を提供することにより町の活気を取り戻す、という目標を持って、漁業の復興に日々取り組まれています。 研修生は、グループに分かれて養殖の重りづくり・カキの種はさみ・カキの殻に着いたフジツボなどを除去する作業を行いました。
【養殖作業のお手伝い。10月、浜は複数の海産物の準備では特に忙しい時期です】
この季節、浜では、ワカメ・コンブ・ホヤの種をつける作業、ホタテの稚貝をロープにつける作業などが重なり、非常に忙しい時期です。生産組合の漁師である佐々木さんは、「ボランティアに来てもらえると作業がはかどって助かるのはもちろんだけれど、こうして海産物の生産現場を実際に見ることで、今度スーパーに行ったときにふっと、自分たちのことを思い出してもらえたら嬉しい」と話していました。
「何より大事なのは仲間。仲間がいるから頑張れる。組合の仲間はもちろん、こうして一時的に訪ねてくれる皆さんも一緒です、人と人とのつながりが何よりも大事なんです」と組合長の遠藤さんが話すと、話を聞いていた研修生は大きくうなずきました。
三陸沿岸の漁業は、港湾設備の損傷、担い手の被災、風評被害など、依然として厳しい状況が続いています。一人でも多くの人がこの地を訪れ、現場を見て、現地の人びととつながっていくことに、大きな価値があります。
研修生の皆さんからは、3日間研修に参加した感想として、
「ボランティアでも確かな力となれることを実感できました」 「被災地の状況を見てほしい、伝えてほしいという強い思いを感じました。自分たちがここで見聞きしたことを伝えていく事の大切なのではないかと思いました」 「チームワークや変化への対応、気持ちの持ち方など、どの仕事にも通じる大切なことを学ぶことが出来ました。自分たちも頑張ろうと、素直に思えました」 などの声が聞かれました。
参加者にとっても貴重な学び、気づきの機会となったようです。
JENでは、自立のサポートとなることに加えて、現地の人々と「東北を応援したい」という思いを持った方を直接つなげていくこと、顔の見える関係づくりのお手伝いをしていく事を大切に、今回のような研修のサポートをしています。
◆ラジオ石巻で7月~10月に放送し、好評をいただいた復興支援ラジオ「好きだっちゃ❤石巻byJEN」。本放送は終了しましたが、アーカイブをJENホームページで公開しています。
南三陸漁業生産組合の遠藤一彦さんにもご出演いただき、復興への思い、取り組みを話していただきました。こちらからどうぞ。
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7月5日から放送を開始しました、“復興支援ラジオ”「好きだっちゃ❤石巻by JEN」の放送ですが、10月25日をもって、いったん終了となりました。
約4か月間の事業でしたが、たくさんの方々に楽しんでいただき、無事に終了することが出来ました。ありがとうございました!
「復興通信」のコーナーには、全17回の放送で、計21名のゲストにご出演いただきました。 これまでJENが活動を行ってきた石巻市内のさまざまな事業地から、“この人のお話を、もっと多くの人に聞いて元気になってほしい!”と感じた方々に登場していただきました。
最終回には、石巻市民として東日本大震災を経験しながらも、2011年4月の発災直後からJENのメンバーとして活動を続けてきた小暮広行と山中裕輝の2人が出演し、これまでの放送やそれぞれの体験を振り返りながら、ふるさとの復興への思いを語りました。
放送中には、リスナーの皆さんから、「同じ石巻市内でも、違う地域のことは良く知らないので、参考になります。毎週楽しみにしています。」「被災地外にいながら、石巻の人の考えを聴くことが出来て、東北の現状を少しでも知ることが出来ました。」など、番組に対するメッセージもいただきました。
そこで、これまでの放送のゲストとの会話である「復興通信」の音源をYoutubeに公開しました。下記リンクから、ぜひお聴きください!
【第1回(7月5日放送)】須田えみさん(佐須浜・食堂“浜友”運営)
【第2回(7月12日放送)】石森政成さん(仮設商店街牡鹿のれん街)
【第3回(7月19日放送)】平塚淳子さん(鹿立浜・女性漁業士)
【第4回(7月26日放送)】本間英一さん(門脇町まねきコミュニティ代表)
【第5回(8月2日放送)】今泉良正さん(宮城県キンボールスポーツ連盟会長)
【第7回(8月16日放送)】阿部貞男さん・和子さん夫妻(上釜地区中屋敷住民)
【第8回(8月23日放送)】斉藤ヒロ子さん(石巻市鹿妻地区・“ばっぱコーポレーション”代表)
【第9回(8月30日放送)】阿部美子さん・阿部真衣さん(東浜地区・主婦)
【第10回(9月6日放送)】相澤榮二さん(月浦区長)
【第11回(9月13日放送)】赤坂智子さん(仮設南境第7団地住宅・“仮設工房AMIS”代表)
【第12回(9月20日放送)】渥美貴幸さん(谷川浜・ホヤ漁師)
【第13回(9月27日放送)】石森裕治さん(鹿立浜・カキ漁師)
【第 14回(10月4日放送)】細川泰宏さん(佐須浜・カキ漁師)
【第15回(10月11日放送)】遠藤一彦さん(南三陸町・南三陸漁業生産組合代表)
【第16回(10月18日放送)】江刺みゆきさん(荻浜区長・宮城県漁協女性部副会長)
【第17回(10月25日放送)】小暮広行・山中裕輝(JEN石巻事務所スタッフ)
番組はいったん終了となりますが、JEN東北事業部はこれからも活動を続けてまいります。放送を聞いて頂いた石巻地域、全国の皆さま、ほんとうにありがとうございました!そしてこれからもよろしくお願いいたします。
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10月20日、JENは石巻市生涯学習課とともに、石巻市内に暮らす子どもたちの漁業体験企画である「ふるさと子どもカレッジin谷川浜」を実施しました。 子どもたちの安全管理、体験のお手伝いとして、「ユニクロ復興応援プロジェクト」社員ボランティアのみなさんにご協力頂きました。
当日は、谷川浜の養殖部会の漁師さんたちと一緒に、釣り体験、ホヤ養殖の仕かけづくり体験、ホタテの掃除体験などを行いました。
【ホタテの殻にはフジツボやムール貝がびっしり!包丁でこそげ落とします】
そして子どもたちに一番人気だったのが、釣り!
【“震災前はよく釣りに行っていたけど、久しぶりに釣りをした”という子も】
震災後、避難や心理的抵抗から、子どもたちが海にふれあう機会が減少しています。 今回の企画は、石巻の将来を担う子ども達に地元の良さを知ってもらい、体験することにより石巻をもっと好きになってもらうことを目的に実施しています。
最近では子どもの少なくなった浜に久しぶりに子どもたちの歓声があふれたことで、受け入れを行った谷川浜の漁師さんたちも、とっても楽しそうな様子でした。
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◆ラジオ「好きだっちゃ❤石巻」毎週金曜12:30~(再放送日曜10:30~)ON AIR!
復興に向けて歩む石巻の人々を紹介しています!ラジオ石巻、そしてサイマルラジオで世界中どこからでもきくことが出来ます。ぜひお聴きください!感想もお待ちしています。
10月25日、最終回です!
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