シリア難民による映像ルポタージュ ~IN TRANSIT~

お知らせ|2016.11.28

8万人のシリア難民が避難生活を送るヨルダンザータリキャンプで、JENは2年前に『メディア・プロジェクト』を開始しました。その第1弾となる雑誌『The ROAD』は、シリア難民自身が、取材から撮影、編集までを行うものです。2016年4月で丸2年が経ち、63名のシリア難民の方々が雑誌作りを通してジャーナリストとしての道を歩んできました。

そして、今年5月より、難民の等身大の生活を切り取る映像プロジェクト『In Transit』 がスタートしました。このプロジェクトも、難民自身が、取材や提案を行っています。今後は、撮影や編集の技術も習得する事を目指しています。

ここでご紹介させていただく映像は、難民キャンプでの生活を難民の目線でとらえる映像たち。
このプロジェクトは、週に1本~2本のペースで映像が更新される予定です。

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=== ピックアップ動画 ===

▼Good Morning Za’tari

映像と音楽だけでお届けします。ザータリキャンプの朝の風景を是非ごらんください。

▼Farah

▼Mum

▼Za’atari Car

 

 

▼Videos produced in Za’atari refugee camp by Syrian youths

In Transitをつくるメンバーの思いをインタビュー!どんな気持ちで作品を作っているのでしょうか。

▼Birds of Paradise

▼15 Year Old Bride / 15歳の花嫁

2011年、当時15歳で結婚と離婚、そしてシリア紛争の勃発という辛い経験をしたファティマ。今、彼女はザータリ難民キャンプで、ピエロの先生として働く傍ら、ヨルダンの大学に奨学生として学び始めました。全ての子どもたちに送る、エール!ぜひご覧ください。(日本語版は、Youtubeの設定(歯車マーク)→字幕→日本語を選択してください)

The year, 2011 was really harsh for a Syrian woman named Fatima Al Hareeri. She experienced both marriage and divorce at the age of 15 and the Syrian crisis broke out, which forced her to leave her home.
But now she doesn’t look back. After she fled to the Za’atari refugee camp, she started working as a trainer and a clown in a circus group and studying at a university in Jordan, getting a scholarship from the EU.

▼砂漠に咲いた花 / Flower in the Desert

シリア難民の13歳の少年。彼は2012年からザータリ難民キャンプで暮らしている。ザータリ難民キャンプは砂漠の真ん中に作られたキャンプだ。色のない世界と感じた彼は、彼が暮らすプレハブの家の庭に小さな「庭」を作った。そして、紛争によって亡くなった兄が大好きだった白いカーネーションが彼の心をいやしてくれる。(2016年5月8日撮影)

<日本語版>

<英語版>

 

▼学校のとなりの雑貨店/Syrian boy quit school for his sister

学校のすぐ横にある、とあるお店で働く男の子。彼と家族はシリアに父を残し、ここヨルダンに避難してきました。学校に通いたいと思っていますが、家族を養うため、勉強が好きな妹を助けるために、彼は今日もお店から学校に通う子どもたちを横目に店番を続けています。

<日本語版>

<英語版>


▼シリアから持ってきたサッカーボール/A Football Brought from Syria

少年がシリアから逃げてくる時少年が持ってきたのは、1つのサッカーボールでした。
プロのサッカープレーヤーになる夢を胸に、今日も練習に励む少年にクローズアップします。

<日本語版>

<英語版>

 

▼正義のマッチョ/Strength for the Weak

ダマスカス大学で土木工学を専攻していた、アリさんは、シリア紛争によってここ、ヨルダンに家族とともに避難してきました。ボディビルダーでもあるアリさんは、ザータリ難民キャンプで、ジムのインストラクターとして活躍しています。

<日本語版>

<英語版>

▼Sweet Dreams in a Ramadan Night(英語版のみ)
イスラム教の人びとは、ラマダン期間、日の出から日没まで飲食や喫煙をすることができません。
人びとにとって、断食の後のスイーツは何よりの楽しみ。
今回のクリップは、ザータリキャンプでスイーツショップを構える男性のお話。
貴重なザータリキャンプの夜の映像もぜひご覧ください。

▼6 Rules of Ramadan Fasting

ラマダン中の6つのルールとは?イスラム教の指導者、イマームに聞きます。(英語版のみ)

 

▼Syrian Refugee Theatre Company by Disabled Kids/ザータリ劇団「マーク・オブ・ホープ」

ザータリ難民キャンプで暮らすHamzeh Husseinさん、22歳。生まれつき足が不自由でシリアに居る時はふさぎごみがちだったといいます。紛争で大親友だったいとこを亡くし、キャンプに避難してきた彼の心には、大きな変化がありました。このストーリーは今やザータリ難民キャンプで有名人となった彼と彼の劇団のお話です。

(日本語版は、Youtubeの設定(歯車マーク)→字幕→日本語を選択してください)


▼A Shy clown / ピエロは恥ずかしがり屋

ザータリ難民キャンプに暮らす、シリア難民の少女ラニームはちょっと恥ずかしがり屋の女の子。そんなラニームが、今一番熱中している事、それはサーカス!難民という厳しい立場にありながらも、新しい事にチャレンジする姿、とっても素敵です。

▼Sun will rise again / シリアにまた陽が昇るとき

シリア難民キャンプに暮らすモハメッドさんは、シリアを想った詩を書き続けています。帰りたくても帰れない、懐かしい故郷を想った詩。「そっと瞳を閉じて穏やかな夢をみたい」そんな穏やかな言葉の中に、表現される悲しみや、郷愁をぜひ感じてください。

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