あなたのスマイルシーズ

さて、2008年から176件のお申し込みをいただいたスマイルシーズ。
参加した皆さんからスリランカに届いた野菜の苗や種は、今どんな風に育っているのでしょうか?

どちらの菜園でも多年性植物の苗が成長し、アンバレラが実をつけていました!
新たな家庭菜園再開に向けて、土地を準備しているところだそうです。
詳しくは、スマイルシーズ観察日記をご覧ください。

ウリヤンカドゥ村のお母さん

私は、紛争で夫を亡くしました。
今は、一人娘と一緒に暮らしています。
今まであてもなく過ごしていた時間を、いまでは野菜栽培という生産的な活動に使うことができて嬉しいです。


バニチャンケルニー村のお母さん

漁師の夫と3人の子どもがいます。
後ろの方に青々と茂っているのは、支援してもらった家庭菜園。
いつもきれいに手入れをしています。
家庭菜園のおかげで野菜を買いに行く必要がなくなり、経済的に助かっています。
まだ家の再建がなかなか進んでいないことが心配の種です。

他にも…
野菜栽培でできた野菜を売ることで、日々の収入につなげているお母さんもいらっしゃいます。
ちなみに、ナスは1kg45ルピー(日本円で約40円)、唐辛子は1kg80ルピー(日本円で約70円)で売れるそうです。


元祖スリランカカレーの作り方

スマイルシーズで支援している家庭菜園のなかでも、成長が早いのが葉菜の一種であるタンパラです。
日本ではあまりなじみのないタンパラですが、スリランカでは欠かせないココナッツと合わせた、こんな調理方法を紹介します。

材料:タンパラ、青唐辛子、玉ねぎ、ココナッツ、塩、レモン汁、ココナッツオイル

  1. タンパラを塩水で洗う
  2. タンパラ、青唐辛子、玉ねぎを細かく刻む
  3. フライパンに2の具材を入れ、塩、レモン汁、ココナッツオイルを加える
  4. 2〜3分火を通す
  5. 削ったココナッツを混ぜ合わせて、できあがり!

タンパラの代わりに、日本でも手に入りやすい青菜や青梗菜で作ってもおいしそうですね!


乾燥に負けないコンポストタワー

ワカライ郡には、雨の少ない季節があります。
そこで、JENがすすめている有機菜園トレーニングのひとつが、少ない水でも簡単に野菜が育てられる農法「コンポスト・タワー」。
ビニール袋の中に土、牛糞、ハーブを混ぜて作った堆肥を入れ、中央に挿してあるパイプから水を注ぎます。
こうすることで、水が堆肥に行き渡り、ビニールによって保湿されるため、雨の少ない乾期でも効果的に野菜を栽培することができるのです。

こちらのお母さんのコンポスト・タワーにも、葉菜が元気に育っています。
この野菜の使い方を聞いたところ、「小さくきざんで、削ったココナッツ、塩、きざんだトウガラシなどと混ぜてサンボルというスリランカの特徴的な料理にして食べます。」とのこと。

まだ壊れた家がほうぼうに残る地域では、日々戦闘の傷跡を目にすることになります。
そんな中で、育っていく野菜を楽しみに見守るお母さんの姿は、この地に根を張って生活していく人の持つ力にあふれていました。