東北支援速報

複合災害と避難行動に関するオンライン学習会

2020.05.25

5月20日に、複合災害と避難行動に関するオンライン学習会をOPEN JAPANの肥田浩さんをメインスピーカーに迎え、開催しました。

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ジェンはこれまで、丸森町での将来の災害に対する備えがより強化されるよう、防災の研修を行ってきました。本学習会では、コロナ禍における避難対策について、自治組織、婦人防火クラブ、区長、住民、役場の皆さんのお考えを共有いただきました。

丸森町役場からは、分散避難、コロナ対策の備蓄等の現状をご説明いただき、地区・地域からの参加者よりコロナ感染防止と避難計画についてお話し頂きました。小斎地区で被災した方たちを地域で支えた事例も共有いただき、コロナの影響で外部支援が入りにくい中、町内・地域内での助け合いの大切さが再確認されました。

学習会に参加くださった丸森町の皆様、OPEN JAPANの肥田さん、活発な意見交換を誠にありがとうございました。

ジェンは、今後も、丸森町の皆さんが複合災害に対しても十分な備えができるよう、微力ではありますが、ご協力を継続していきます。よろしくお願い申し上げます。


丸森町災害ボランティアセンターの閉所

2020.05.08

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ジェンは昨年10月16日より丸森町災害ボランティアセンターの運営をお手伝いさせて頂きました。当センターは900件以上の住民の皆様からの要請に応え、4月30日に閉所しました。 丸森町社協の皆様、丸森町の住民の皆様、Yomoyama Company, 県/応援社協の皆様、Open Japan、 FEEL Do、支援P等の関係団体・個人ボランティアの皆様と共に、ジェンのスタッフもニーズ受付・総務をお手伝いしました。ジェンのスタッフが慣れない時にも、辛抱強く、ご指導・ご助言くださった、社協、役場、住民の皆様、団体・個人ボランティアの皆様に心から御礼と感謝を申し上げます。 今後のジェンの丸森町での活動は、住民の皆様、役場・関係団体のご協力・ご助言を頂きつつ、防災・環境保護にかかる研修を進めていく所存でございます。引き続きよろしくお願い申し上げます。

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丸森町・災害・感染症 オンライン学習会

2020.04.27

4月24日に、丸森町・災害・感染症 学習会を、OPEN JAPANの肥田浩さんを講師に迎え開催しました。
新型コロナ感染症のリスクが全国で深刻になる中、出水期前に、丸森町で災害時の感染症拡大防止策を考える為、丸森町の住民の方、支援関係者の21名が参加しました。
学習会では、一人ひとりの備え、大雨が来たらどこに避難できるのか、避難時のコロナ感染リスクを避ける有効な準備について講師・参加者が経験を共有しました。
講師を引き受けてくださった肥田さん、そして、多くのアイディアを共有くださった丸森町の住民の皆様、誠にありがとうございました。次回もよろしくお願い致します。

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「自助から考える防災ワークショップ」を開催

2020.02.25

2月22日は「自助から考える防災ワークショップ」を丸森町役場総務課消防防災班および舘矢間まちづくりセンター、東北大 学生ボランティアのご協力をいただき開催しました。東北大学災害科学国際研究所の柴山明寛准教授を講師にお迎えし、台風19号被災時の行動の振返り、災害情報の確認の仕方、タイムライン、ハザードマップについて、27名の住民が学びました。
ワークショップでは、参加者各自が、家から避難所への導線を書いて危険個所を確認し、より安全な避難の方法を検討しました。その他、今後の災害に備え、時系列の避難計画の活用について学びました。

開催時に参加者へマイタイムライン・ハザードマップの資料の説明をしました。

開催時に参加者へマイタイムライン・ハザードマップの資料の説明をしました。

時系列で台風の前日、当日、翌日の振返りをしました。

時系列で台風の前日、当日、翌日の振返りをしました。

マップに自分の家から避難所までの導線を書きました。

マップに自分の家から避難所までの導線を書きました。

なお、丸森町では、高齢者を含む要配慮者の方を災害時に支えることが重要課題となっていますが、このワークショップでも、障がい者の家族の方から、障がい者が安心して避難できる避難所の必要と、地域の人々が要配慮者を支えることの大切さについて、ご意見をくださいました。
講師への質疑では、避難所が浸水地域にある為、避難したくても避難できなかった問題が指摘されました。講師からは、避難所の見直しが予定されていることや、角田市・丸森町・亘理町・山元町の連携協定のもと、広域避難が可能であるということが共有されました。

河川水量の情報の確認方法について討議しました。

河川水量の情報の確認方法について討議しました。

自らの行動を振り返り、改善点や疑問点について考えました。

自らの行動を振り返り、改善点や疑問点について考えました。

グループで台風19号の被災箇所を地図に書き込みました。

グループで台風19号の被災箇所を地図に書き込みました。

今後も、防災ワークショップを通じて、各自が将来の災害に備える知識を得られるように、ジェンは微力ながらもご協力したいと考えております。引き続きよろしくお願い申し上げます。


令和元年台風19号 防災体制に係る 振り返りの会

2020.02.07

丸森町の耕野地区には248世帯の方たちが生活します。山間地帯のため、大雨による土砂崩れの危険が常にあります。なお、高齢化率も高く(47%)、高齢者、障がい者の方たちなど、要支援者の方たちを家族や地域で支えることも重要な課題です。

土曜日でありましたがオブザーバーも含め60名以上の方が集まって協議しました。

土曜日でありましたがオブザーバーも含め60名以上の方が集まって協議しました。

 1月25日の「令和元年台風19号振返りの会」では、耕野地区で台風19号の災害対応に従事したまちづくりセンター職員、行政区長、民生委員、消防団、駐在、自治組織役員等が集まり、台風当日と翌日の行動について振り返り、改善策を検討しました。

耕野まちづくりセンターの大槻事務局長が会の目的を説明くださいました。

耕野まちづくりセンターの大槻事務局長が会の目的を説明くださいました。

消防団グループは救助活動の振り返りをしています。

消防団グループは救助活動の振り返りをしています。

 改善策として挙がった中で、もっとも多かった意見は、地域住民に対して早めの避難の重要性を意識付けていくことでした。過去の経験から自分の家は大丈夫だと思いこむのではなく、知見を更新していくこと、想定以上の大雨になることも念頭に入れて行動することの大切さが再認識されました。

区長さんのグループでは、要支援者の名簿を早めに入手できないかという意見があがりました

区長さんのグループでは、要支援者の名簿を早めに入手できないかという意見があがりました

役員グループでも、台風当日の行動がたくさんあがりました。

役員グループでも、台風当日の行動がたくさんあがりました。

この振返りの後の具体的計画としては、次の台風シーズンになる前に、行政区レベルでの学習会を開き、各世帯毎の避難計画を作成し、退避基準を地域内で話し合って決めるなどの事項が提案されています。

振り返り会のあと、全員で写真をとりました。

振り返り会のあと、全員で写真をとりました。

ジェンはこれら改善案について、住民の皆さんが実行しやすくなるように、学習会の企画・講師の手配などのお手伝いをさせていただきます。
引き続きよろしくお願い致します。


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