先日、キャンプの中でも特に生活困窮層を対象とした支援の一環で、ザータリ難民キャンプ内で暮らすある家庭を訪問しました。老夫婦と4人の姉妹が暮らしていますが、父親は精神的・身体的に障がいやストレスを抱えており、働くことができません。また、娘さん4人は成人していますが、うち1人は両足が麻痺していて自由に歩けません。
最初はみなさん緊張しているようであまり話をしてくれませんでしたが、ひょんなことから足の悪い娘さんが編み物を趣味にしていることが分かりました。とてもシャイな若い女性で、なかなか見せてくれないのですが「是非見せてほしい!」と何度もお願いしたら、ようやく恥ずかしそうに出して見せてくれました。そうしたらそれがとてもきれいなものだったのです!
「とってもきれい!色使いも鮮やか。ハンドメイドとは思えない!」そうやって話をしていくうちに、少しずつ雰囲気も打ち解けて、他にも、彼女が描いた絵なども見せてくれました。まわりにいた姉妹や母親も笑顔になっていました。
この家族は、経済的に満足する生活は送っていません。キャンプは障がいをもった女性にとって決して暮らしやすい場所ではありません。そんななかでも、夢中になれるものがあって、それで自分も家族も笑顔になれるのは、とても大切なことだと思います。
JENは厳しい生活を送りながらも前向きに生きようとする人びとにこれからも支援を続けていきます。
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