シリア難民支援速報

シリア難民 ・キャンプ内で暮らすお母さんのインタビュー

2012.10.01

<2012.10.1 シリア難民 ・キャンプ内で暮らすお母さんのインタビュー>

「生後6カ月の子どもがいるのだけれど、粉ミルクが足りなくて十分に栄養を与えることができない」
6人の子ども、夫とともにシリアから2日間かけ夜陰に紛れてザータリキャンプにやってきた彼女は語った。

緊迫しているキャンプの中で我々に癒しを与えてくれるのがこうした子ども達と触れあう時間である。ヨルダンは短い秋の季節を迎えており、日に日に気 温も下がっており、朝夕は上着が欠かせない。こうした中、キャンプの衛生状態は極めて悪く、今後子どもを中心に流感や感染症が蔓延することが懸念されてい る。

「子ども達の服も足りない。これからの事を考えると不安になる」
彼女のように着の身着のままキャンプへとたどり着き、衣類や生活用品に事欠く難民の数はとても多い。

国際機関などの活動により、キャンプ内での飲料水へのアクセスなどは改善を見せている。しかしながら、衣類とともに石鹸や洗剤といった衛生用品、乳幼児用の粉ミルク・おむつなどはまだまだ不足しており難民達の不満も日に日に高まっている。

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