シリア難民支援速報

【御礼とご報告】国連UNHCRとのパートナーシップにより、ザータリ難民キャンプでユニクロ衣類(5000世帯)の配布を実施しました。(前編)

2013.01.19

1月16日、国連(UNHCR)が運営する国内最大のザータリ難民キャンプ内で予定していた5000世帯への衣類配布を完了しました。当初、1回目(1月3日)の配布終了後、速やかに2回目を行う予定でした。しかし、悪天候によるキャンプの冠水被害やそれによる住民ストレスの高まりと治安の悪化などから、第2回目の配布を延期しました。初日から2週間たったこの日、ようやく配布を実施。大きな混乱や事故なく、無事に衣類をお届けすることができました。

袋は、家族単位になっています。中には、上着、ズボン、乳児がいる家族へはおむつも入っています。

先日来、キャンプ内では、厳しい生活に疲れた人びとのストレスが高まり、支援機関による物資の配布中にデモや暴動が起こったり、配布が中止となるなどのアクシデントが続いています。JENでは、そのリスクを減らすために、あらゆる手段といくつもの代替案を検討してきました。配布エリアをキャンプ内の39のストリートごとに分け、ストリート単位で住民の方々との話し合いを重ね、配布方法について相談し、配布リストの作成を行いました。住民の方々に準備段階から配布プロセスに参加いただき様々な局面で協力してもらうことにより、2度に分けた配布を、想定したシナリオの中で早朝から数時間で終了することができました。

夜明け前に、国連の倉庫を出発したトラックが、キャンプ内の配布場所に到着。

箱の中に、家族単位にパッキングを済ませた衣料品が。配布を待ちわびる人びと。

【メディア情報】JENのシリア難民支援について、1/27 BS朝日「いま、世界は」にジャパンプラットフォーム傘下団体の緊急支援として、登場予定。お見逃しなく。くわしくは、こちら

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JENは、国連の事業パートナーとして、ヨルダン国内に避難するシリア難民を支援しています。事業パートナーのリストは、こちら

長引くキャンプでの生活に人々の健康状態の悪化を懸念しています。

冬を迎えたヨルダンで、厳しい避難生活を送るシリア難民の人々へ、

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