シリア難民支援速報

衛生問題を意識する大切さ

2013.02.28

シリア難民をとりまく環境改善のために、ヨルダン政府、JENをはじめNGOを含む国際機関が一体となり日々キャンプ内の環境整備を進めています。前回もお伝えしましたが、キャンプ人口の急激な増加により、様々な分野で人びとのニーズ全てに迅速に応えられていないのが現状です。

影響を大きく受けているもののひとつが水衛生の設備です。限られた資源とサービスの中で、ここに暮らす人びとの衛生的で安全な避難生活を確保するためには、住民自身が適切に設備を使うことと維持管理をすることが、緊急の課題となっています。

JENは区画にわかれているキャンプ内のすべてのエリアで、住民による水・衛生委員会の設立とコミュニティ強化に取り組んでいます。委員会は、水・衛生分野において住民の代表です。そのメンバーは元行政職員、エンジニア、配管工、教員といった水衛生に関連する職歴を持つ方も多く、自分たちが住むエリアの環境の向上に取り組みます。

現在、キャンプ内の2つのエリアにて衛生委員会が立ち上がっており、近日中には別の2つのエリアでも新たに委員会の立ち上げを予定しています。

長引く避難生活は、今後も続きます。水因性疾患の蔓延など水にまつわる問題が発生しやすい夏場を迎える前に、住民が主体的に衛生意識を高めている状態をつくることが急務です。

もともと水資源に乏しいヨルダンでは、夏場に向けて更に水不足が深刻化します。豊かな水源を保有するシリアで暮らして来た人びとは、ここでは特に節水意識の向上を意識しなくてはなりません。そこで、JENは、衛生委員会メンバーを中心として展開する住民主導の水と衛生意識の改善活動の活性化を促進してゆきます。

10万人以上が暮らす広大なキャンプ全域での委員会設立には、事前講習を受けたスタッフが従事します。講習の様子は、こちら

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