東北支援速報

事業のPDCAでパワーアップ

2018.07.12

ビジネスの世界では、生産管理や品質管理などの管理業務を円滑に進める手法として、 Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の 4段階を繰り返すことによって、業務を継続的に改善する「PDCAサイクル」が重視されていますが、JENが実施する社会課題を解決する事業でもPDCAはとても大切です。

JENは東北事業のパートナー団体と共に、現在ここ3カ月(4~6月)の活動を丁寧に振り返っています。そのときに活用しているのが、シンプルな3つの質問です。

(1) WHAT – 何があったのか? (見る・把握する)
(2) SO WHAT – それはどういうことか? (読み解く)
(3) NOW WHAT – では次にどうする? (考える)

これを事業を実施した複数のスタッフや関係者で行うことがとても効果的です。

(1)WHATでは、単にある活動を実施した、何人参加した、ということだけではなく、そのときの様子や、関係者とのやりとりを丁寧に思い起こします。そこから、(2)SO WHATで、なぜそうだったのかを分析していきます。こうすることで現場で起こっている複雑な状況をとらえて、(3)NOW WHATで次からの活動で工夫したり、改善したり、優先順位を高めていくべきことが明確になります。
これを繰り返してより質の高い事業を目指していきます。

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save takataの皆さんと振り返り

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助産師会の皆さんと振り返り

陸前高田市、SAVE TAKATAの活動がメディアで紹介されました

2018.06.07

JENは陸前高田市で「農業」「IT事業」「若者事業」を軸に活動する一般社団法人SAVE TAKATAとパートナーシップを結び、若い世代の人たちが希望を持って暮らしていける地域づくりをサポートしています。

下記媒体にて、SAVE TAKATAの活動が紹介されました。
ぜひ、こちらからご覧ください。

6月6日付の岩手放送(動画)
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6月7日付の東海新報
 

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「インクルーシブ防災」とは?~福島県いわき市

2018.05.31

JENはいわき市において、パートナー団体とともに、障がい当事者の方や、こどもも含む「誰一人取り残されない防災」に取り組んでいます。

東日本大震災では、震災で亡くなった人の6割以上が60歳以上の高齢者、さらに障がいのある人の死亡率は、住民全体の2倍でした。
熊本地震では、災害後の過酷な避難生活などによる「災害関連死」により200人以上が亡くなり、その多くが既往症を持つ高齢者でした。

一方で、被災地で障がい当事者や、女性、高齢者の介護経験のある方が、地域防災を担う方々と共にリーダーとして活躍した地域があります。そのような地域では、生活者の知恵と力がフルに活かされ、避難誘導が上手にできています。避難生活でも避難所運営や在宅で避難する人への情報や物資の提供がスムーズに行ったケースが多く報告されています。
こうした多様なリーダーの活躍の背景には、普段からの地域のつながりが欠かせません。

国際会議等では防災にとりくむ障がい当事者の方々の力により「インクルーシブ防災」という言葉がここ数年かなり広まりました。インクルーシブとは「包摂的な」という意味で、次の4つの要素が重要とされています。

1.多様性が認識されていること: ひとりひとりの障がい、性別、年代等によって、災害の影響は様々です。こうした多様性が、まわりの人たちに理解されていることを指します。

2.安全であること:多様性の認識に基づいて災害時とその後の安全が確保されていることをいいます。たとえば、車いすの方も、目の見えない方も、安全な避難行動ができる工夫がされているか、といったことです。

3意思決定過程に入っていること: 多様性やどのような方法が安全なのかを一番わかるのは当事者の方々です。障害当事者の方が意思決定に入っていることが重要です。

4.意思決定へのバリアフリーが確保されているか:意思決定に参加する過程にあり得る障がいがきちんと除去されていなければ意思決定への参加自体が不可能です。たとえば、聴覚障がいの人のために手話通訳がいること、車いすの人でも入れる会議室になっているか、といったことです。

これからいわき市での取り組みを順次紹介して参ります。
どうぞお楽しみに!

 


男の介護教室×荒波キッチン in岩手県宮古市

2018.04.12

JENは東北で現在5団体とパートナーシップを結び事業を展開しています。パートナー同士は普段は別々に活動していますが、年に1度、「JENパートナーミーティング」にて集まり、各団体の活動の情報交換をしたり、合同研修をする機会を設けています。

去年10月に行われた「パートナーミーティング」で、意気投合した2団体がこの度協力して、岩手県宮古市で3月にあるイベントを開催しました。それが、家族を介護中の男性向けの「男の介護教室 in 宮古 ―荒波キッチン―」*です!

コラボレーションしたのは、宮城県で男性介護者を支援する『男の介護教室』と、岩手県の子ども食堂 「しおかぜキッチン」や男性向けの「荒波キッチン」を運営する『宮古市社会福祉協議会』。2つの団体の知見を持ち寄り、イノベーティブな取り組みが生まれた瞬間でした。

当日は、「食」を通して交流や情報交換を行い、自立した生活を目指す、「荒波キッチン」参加者をはじめ、現在介護をしている・これから介護をする可能性のある地域の男性が参加してくださいました。

最初に、ケアマネージャーの高橋先生より「男の介護教室」の活動紹介と、今回取り組む「パック・クッキング」の説明が行われました。

「パック・クッキング」とは、ビニール袋を活用する調理方法で、調理が苦手な男性介護者でも簡単に栄養バランスの取れた食事を作ることができ、災害時などにも活用できる調理法です。

【パック・クッキング説明の様子】20180412_TH_01_cooking class

説明を聞いたあと、早速「パック・クッキング」の実践です!

食材と調味料をビニール袋に入れて密封し、お湯の中で1時間ほど温めるだけで、簡単に栄養バランスの取れたおいしい食事が出来上がります。

【パック・クッキングを実践!】
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パックした食材を温めている間は、歯科医師の河瀬先生による、歯と健康のお話を聞きます。

口から食事を取ることの大切さや、口の健康を保つことが健康長寿につながることを学びました。また、介護の際の入れ歯ケア方法についても教えていただき、参加者の皆さんはとても真剣な表情で聞いておられました。

【歯と健康の関係について話す河瀬先生】
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河瀬先生のお話を聞いている間にパックの温め完了!料理の完成です。今回のメニューは、炊き込みご飯・鳥の塩麹漬・卵と豆腐を蒸して餡かけにしたおかず・蒸しパンでした。おかずもご飯も蒸しパンも、驚くほどふっくら美味しく炊きあがりました。

【料理の完成!】
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今回のイベントは、介護にもご自身の健康にも役立つ貴重な学びの場となったとご好評を頂きました。このイベントが参加された皆さんにとって大きな力となることを願っています。

【参加者&スタッフの皆さん】
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*今回の「荒波キッチン」はJENと赤い羽根共同募金の協力によって開催されました。


岩手県宮古市 「子ども食堂フレンドカフェ」

2018.03.15

岩手県の宮古市社会福祉協議会が実施する子ども食堂「しおかぜキッチン」「しおかぜダイニング」を、JENは支援しています。

7人にひとりの子どもが貧困の日本。特にシングルマザー世帯の貧困率は50%を超えます。
「しおかぜキッチン」は毎月、ひとり親、その子どもたちとボランティア、そして宮古社会福祉協議会のスタッフが集まり、いっしょにご飯をつくる、食べる、楽しい時を過ごす、そして時に困りごとの相談にのる場になっています。

しかし、市街地で実施する「しおかぜキッチン」には、自宅から遠くて気軽に参加することが難しい方々がおられます。そこで、宮古市社会福祉協議会では、より多くの方々がアクセスできるよう、宮古市の各地で子ども食堂「しおかぜダイニング」の開催を目指しています。

今回は、先月に引き続き、「しおかぜダイニング」開催準備の様子をお伝えします。
※前回「子ども食堂運営支援者養成研修会」の様子はこちら

3/3(土)宮古市保健福祉センターで、「子ども食堂運営支援者養成研修会」の参加者様を対象に、第2弾「子ども食堂フレンドカフェ」を実施しました。子ども食堂「しおかぜダイニング」の運営支援を検討中の約20名の地域の皆様が集まってくださいました!

【会場の様子】
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今回は、子ども食堂のコンセプト(地域の課題を改善するためにどんな子ども食堂が必要か?)を明確にするため、rich picturesという手法を使ったワークショップを行いました。大きな模造紙に、子ども食堂の参加者・スタッフ・ボランティア・会場・食事・季節のイベントで使うものなど、必要な資源を絵に描き、それぞれの要素を矢印で結び関連性を検討する中で、子ども食堂のコンセプトを明確化していきます。

【rich picturesの様子】
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参加者の皆様からは、
「地域の高齢者にも参加していただくことで、世代間交流を図ろう」
「食事は野菜をたくさん取り入れて、子どもたちの栄養バランスも良く考えよう」
「看護師さんにボランティアとして参加してもらうと、健康相談ができるかも」
などなど、コンセプトをまとめながらも、次々とアイディアが生まれ、終了時間を過ぎてもお話が尽きず、熱気あふれる場となりました。

【参加者の皆様が描いたrich pictures】
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「子ども食堂フレンドカフェ」に集まってくださった皆様のお力で、各地域の課題に合ったコンセプトの「しおかぜダイニング」が開催され、子どもたちを中心に地域の方々が集まる場所になると同時に、困難を抱えた方々への支援の拠点となることを願っています。


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