今、ザータリキャンプでは、リサイクル活動が盛んになってきています。
私が担当している活動は、古くなった洋服・プラスチックのかばん・容器・紙などから新しい物を作るアップサイクリング・プロジェクトです。
この事業の目標は、ゴミを減らすことと、難民の女性にハンドメイドの商品を作ってもらいそれを売ることで収入を得て、最終的に自立することができるようになることです。
リサイクルは、すべての人びとの利益になります。物を再利用し、新しく有益なものに形を変え、新しい物を買わないことにより、生活にかかるコストを下げることができます。また、簡単な縫い物や編み物ができる主婦が参加する「楽しい活動」にもなっています。子ども服、バック、靴や家の飾りなどの美しい物を作ることができます。
材料は、もう誰も着られなくなった古い服ばかりです。私たちが作っているものの例を紹介します。
必要なもの:古い靴下、縫うための針、糸、ボタン、綿、服や新聞など
靴下のなかに綿・新聞・服などを入れます。次に、糸と針を使って下の方から靴下を縫い、最後にボタンで目・鼻・口を付けて、人形に見えるようにします。
必要なもの:古いジーンズ、縫うための針、糸、ボタン、はさみ
ジーンズを長方形に切ります。次に、糸と針で小さいスーツケースのような形になるように縫い合わせます。最後に、美しく魅力的になるようにボタンを使ってバッグを装飾します。
この活動でたいへんだったことは、いくつかの素材の質が非常に悪く、ここから何を作れるか考えるのに時間を要したことです。(この課題は、カーペットを生産することによって解決しました。)
また、リサイクルして何かを作るには、細かく丁寧な作業が必要でした。
今後はさらに新しいアイデアを提案しあい、彼女たちと多くの時間を過ごすことで、難民女性を元気づけようと考えています。
2回に渡ってバザーを行いました。最近では2016年5月に開催し、リサイクルされた商品をお手頃価格で売ると同時に、難民の女性たちが安心して交流できる場を提供できました。
彼女たちは、何を生産し何を売るかといった意思決定プロセスに参加する機会を得て、バザー開催に向けて協力し、バザーに来たお客さんとお話することができました。特に、女性たちが社会的スキルを伸ばしている様子を見ることができ、私は嬉しく思いました。
エクラス・サケール
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今年は6月6日に、イスラム暦の9月であるラマダンが始まりました。
信仰心を強めるために、イスラム教徒は日の出から日没まで水や食べ物を一切口にしない断食を行います。この行為には、飢えや貧困とはどのようなものか体験して、貧しい方々への親近感を育てる目的も含まれています。
現在、ヨルダンでは日中は35℃を超す日々が続いています。キャンプ住民は、日中は喉の渇きを防ぐためにキャラバン内に留まり、通りは閑散としています。
しかし、日没後はシャンゼリゼ通りも大賑わいです。普段、夜間に出歩かない女性も、ラマダン中は多く見かけます。
【ラマダン中の夜に賑わうシャンゼリゼ通り(撮影:フサム・アル・ヨウシフ)】
そして、日没後に断食を解く食事を「イフタール」、日の出前の断食を始める前の食事を「スフール」と呼び、人々は夜通し、お祈りをしたり、親戚やご近所さんとの宴会に参加したりして、ラマダンを祝うのです。
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私は、JENの活動が滞りなく行われるよう、難民が参加する活動の調整を行っています。今回は、私が関わっている現在の活動と課題について紹介したいと思います。
ザータリ難民キャンプには、日常生活の中で難民が参加する活動が多数あります。JEN は水・衛生分野での役割を担っており、地域衛生整備の一環としての公共の場の清掃、水の分配、下水ネットワークの構築などの活動に難民が参加しています。
JENは、2013年11月1日から担当している3つの地区のうちの1つで難民参加による清掃の活動を開始しました。翌2014年1月1日よりこの活動を残り2つの地区にも拡大し、また学校でも活動を開始しました。
しかし、2015年9月中旬に学校での清掃活動から撤退したことにより、女性の活動機会は減少してしまいました。この状況を改善するため、JENはそれまで清掃区域の対象となっていなかった住居間のスペースの清掃を女性に行ってもらうことを提案しました。応募の条件は、離婚もしくは死別により夫のいない人であること、としました。
パイロットケースとして開始した当初は5人だった女性参加者が、5か月後には3人のリーダーを含む20人になり、活動範囲も2つの他の地区まで拡大しています。
宗教的な制約により女性が公共の場で働くことが好まれないことや、キャンプ内では警備員・建設現場での力仕事など主に男性を対象とした活動が多いため、清掃活動では男性参加者が占める割合を減らしました。女性参加者はこうした活動に参加する機会に恵まれて嬉しいと話しており、コミュニティの衛生状態も改善されました。
ザータリ難民キャンプでは、現在緊急支援から開発支援の段階に移ってきています。現状からは難民がいつシリアに帰ることができるのか、誰にも分かりません。彼らが自立することができるよう、個人的には特に社会的弱者にあたる女性のための事業を発展させていきたいです。また、シリア危機が早く終わり、彼らが故郷へ帰ることができるよう願っています。
ムハンマド・オライヤン
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難民による難民のための雑誌「ザ・ロード」初号が発刊されてから、2016年4月で丸2年が経ち、63名のシリア難民の方々が雑誌作りを通してジャーナリストとしての道を歩んできました。
下の写真は先月、月間ベスト記事賞を2人の方に授与した時の様子です。
キャンプジャーナリストとのミーティングは青空の下で行うこともあります。
今後も仲間を増やし、難民の声をキャンプ内外へ広げていけたら、と思います。
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JENは、他の国際機関との協力のもと、シリア難民ザータリキャンプに下水道網を設置する工事を行っています。2017年に完成する予定です。
完成すれば、キャンプの全ての世帯から出る排水がその下水道につながり、キャンプ内の汚水処理場に運ばれ、あらゆるタイプの排水を処理できるようになります。
プロジェクトの内容:
このプロジェクトは次の2つの段階からなっています。
第一段階では、高密度ポリエチレンを使ってキャンプ内のキャラバンと固形廃棄物を集めるコンクリート製タンクをつなぎます。
そして第二段階でコンクリート製タンクとキャンプ内の汚水処理場を結びます。
しかし、このプロジェクトを実施するにあたり、次のような多くの困難があります。
1.工事中の周辺住民の安全確保
最も大切である工事中の周辺住民の安全確保について、多くの対策が取られています。例えば警告テープや金属製の防護柵の設置などです。他にも、工事現場の近くで遊んでいる子どもたちがケガをする危険があるので、広く親たちに注意を喚起するための集会を開いたり、工事現場や工事用機械に子ども達が近づかないよう学校で話をしたりしています。学校で教えるのは特に重要です。
2.キャンプ内のキャラバンの不規則な並び方
難民の人々がキャンプ内で、一定の規則には基づかずバラバラに定着してきたことが、私たちの仕事を一層困難にしています。
そのため、事前に調査をして計画を立てた上で、毎日現場から最新のデータを集めて調整し、新たに指示を出しています。
3.工事用機械の紛失と妨害行為
スタッフは毎日仕事が終わって帰る時、工事現場の保全に気を配らなければなりません。工具や建設資材が盗まれないよう特別の警戒が必要なのです。そういった被害を最小にするには、工事が行われている地域に住んでいる人を警備員として雇うことが有効です。
4.キャンプ内での難民やキャラバンの絶え間ない移動
一部の難民は、親戚やかつての隣人の近くに住むため、あるいはよりよいサービスを求めて、よくキャンプ内の別の場所に移動します。そのような人たちに対して、現在下水道網整備のプロジェクトが進行中であり、それらはキャンプ内の全ての世帯を対象にしている、ということをわかってもらうため、説明会を実施しています。
私はこのプロジェクトで測量士として働いています。測量は道路や建物や上水や下水関連の工事では必須のものです。測量によって、下水道網に詰まりが起きないよう下水管を適切な位置に設置することが可能になるからです。
このプロジェクトが完了したら、ザータリキャンプに住むシリア難民が直面していた下水処理に関するさまざまな問題が解決されます。さらにマフラク県の地下にある水を汚染から守ることに役立ちます。
JENと働くことは、私にとって人道支援分野で仕事をする初めての経験であり、私のキャリアに今までとは違う側面を与えてくれました。シリア難民を支援するために働くことは素晴らしい経験です。プロジェクトの成果が難民の人たちの毎日の生活に役に立つことを大変誇りに思います。
測量士 Mo’awiya Issa Shakboua
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