東北支援速報

せんだいこども食堂さんとのパートナーシップ

2020.07.03

ジェンは5月1日より日本国内でも新型コロナウイルス緊急支援を始めております。宮城県内で、こども食堂事業を展開する、せんだいこども食堂さんとパートナーシップを結び、緊急支援を実施しております。

せんだいこども食堂さんは、東日本大震災を乗り越えていくにあたり、ともに食事を囲むことはお腹を満たすだけではなく、生きる力を高め合うことに繋がるということを経験されました。ジェンは東日本大震災の復興支援からつながりのある宮城県で、せんだいこども食堂さんとのパートナーシップによりひとり親世帯50世帯を対象に食料品の宅配と、こども食堂を利用したこども達との文通事業を支援しています。また事業継続の重要性から団体の基盤強化の支援をすることで、本当に必要な支援が繋がり、広まり、循環の仕組みを作ることをサポートしています。

食料品の宅配

食料品の宅配

2020年2月末の休校決定と新型コロナウイルス感染拡大防止措置に伴い、職を失ったり、労働時間の短縮により大幅に収入が減少するなど人々の生活は大きく変わりました。食を通してこどもたちを支えるこども食堂の活動そのものも中止せざる得ない状況になり、せんだいこども食堂さんは3月からフードパントリー事業に、4月からは利用者の方と活動を支える仲間の安全を第一に考え宅配事業に切り替えました

短期的には、食料支援と文通により、こどもと家庭の食支援と孤立化の緩和を目指しています。活動を続けていくことで関係性を深め、こども食堂再開時には「顔の見えるつながり」、さらには「地域で食料が循環する仕組み作り」を発展させます。

せんだいこども食堂さんは、県内の寺院・農家・企業・個人・こども食堂のほか、県外のこども食堂や企業、全国の様々な困窮者支援団体・ネットワークを結んで活動をしています。今後、団体の基礎的な基盤強化を進める中で、これまで作り上げてきた強い繋がりは、県内のこどもの居場所づくりやひとり親支援を展開していくために一層大きな財産となって広がっていきます。

ジェンは、せんだいこども食堂さんのすばらしい活動がさらに広がり、強みを生かし、必要な資源・情報が循環し、地域の仕組みづくり、必須のネットワークとなり、社会課題を解決していく事に貢献して参ります。