東北支援速報

岩手県宮古市 「2018年度 こども食堂フレンドカフェ」

2019.05.07

3/23(土)宮古市津軽石公民館で、2018年度「こども食堂フレンドカフェ」を実施しました。当日は、民生委員さんや支援団体の方をはじめ、こども食堂「しおかぜダイニング」の運営支援者・支援を検討中の約20名の地域の皆様が集まってくださいました!

前半は、①盛岡市矢巾町で開催されているこども食堂「ここかむ食堂」の活動紹介、②宮古市初の「しおかぜダイニング」事業として2019年1月より、津軽石地区で活動を始めた「わくわくハッピーこどもダイニング」の活動報告、でした。どちらの活動からも学ぶべきことが多く、質疑応答タイムでは参加者の皆様からたくさんの質問が寄せられました。

会場の様子

会場の様子

後半は、こども食堂事業計画書作成ワークショップを実施しました。

5~6名のグループに分かれて、模造紙に描いた「こども食堂の木」に、開催場所・参加者層・こども食堂で大切にすること、などを付箋で貼る手法で、事業計画を作成していただきました。参加者の皆様からは、「子どもを中心に、高齢者など世代間の交流を大切にしたい」「毎回同じ会場だと離れた場所の子どもたちが参加できないので、公園でお花見など時々別の会場でも開催しよう!」など、素晴らしいアイディアが溢れました。

ワークショップの様子1

ワークショップの様子1

その後、完成した事業計画を他のグループの皆さまに紹介し、アイディアを共有していただきました。皆さま活発に質問や感想を伝え合っておられ、熱気あふれる場となりました。

ワークショップの様子2

ワークショップの様子2

今回お集まりくださった地域の皆様のお力で、津軽石地区をはじめ様々な地域で「しおかぜダイニング」が開催され、子どもたちを中心に地域の方々が集まる場所になると同時に、困難を抱えた方々への支援の拠点となることを願っています。

~子ども食堂「しおかぜキッチン」「しおかぜダイニング」とは~

7人にひとりの子どもが貧困の日本。特にシングルマザー世帯の貧困率は50%を超えます。

「しおかぜキッチン」は毎月、ひとり親、その子どもたちとボランティア、そして宮古社会福祉協議会のスタッフが集まり、いっしょにご飯をつくる、食べる、楽しい時を過ごす、そして時に困りごとの相談にのる場になっています。

しかし、市街地で実施する「しおかぜキッチン」には、自宅から遠くて気軽に参加することが難しい方々がおられます。そこで、宮古市社会福祉協議会では、より多くの方々がアクセスできるよう、宮古市の各地でこども食堂「しおかぜダイニング」の開催を目指しています。

※いままでのしおかぜキッチン・しおかぜダイニングの活動報告はこちら

岩手県の宮古市社会福祉協議会が実施する子ども食堂「しおかぜキッチン」「しおかぜダイニング」を、JENは支援しています。