東北支援速報

星空を見上げよう。『おしか星空教室』

2013.12.26

牡鹿半島の美しい夜空を楽しむイベント『おしか星空教室』が、12月22日に石巻市鮎川の牡鹿家族旅行村オートキャンプ場を会場に行われました。当日は、石巻市内から親子での参加を含む23人が参加しました。

このイベントを企画した実行委員長の西村さんは、現在大学3年生。JENボランティアとして石巻に何度も通う中で牡鹿半島の星空の美しさに気づき、“趣味である天体観測を通じて牡鹿半島、石巻の子どもたちに楽しんでもらうイベントを開けないだろうか”と考えました。イベント開催についてご自身が所属している東京大学地文(ちもん)研究会天文部のOBや、天文仲間などに声をかけたところ、19人の学生実行委員が趣旨に賛同し、今回の企画が実現しました。

まず、冬を代表する星座や「冬のダイヤモンド」についての解説を受けたあと、夜空の下で天体望遠鏡を使った木星や星雲の観測を行いました。参加者は、夜空を見上げて教わった星座を探したり、天体望遠鏡で木星や星雲の観察をするなど思い思いに観測を楽しみました。

【望遠鏡から見えたおうし座の“すばる”(プレアデス星団)】
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(実行委員 松野允郁さん撮影)

【子どもたちは解説を熱心に聞いていました】
131226 ②説明を聞くs-2013-12-22 20.05.28-1

 

震災前は牡鹿半島に住んでいたが、いまは市街地に住んでいるという小学校4年生の男の子は「いつもなら見えない星がたくさん見えました。すごく光っていました。望遠鏡を使うことができて楽しかったです。」と目を輝かせていました。

観測を終えると、サンタやトナカイに扮した実行委員が登場!参加者のみなさんに星空の写真とメッセージカードをプレゼントしました。

【サンタさんも登場!】
131226 ③サンタs-2013-12-22 19.49.42-2
西村さんは、「今日の星空は、今まで生きてきた中で一番きれいでした。今日この日、同じ星空を見上げた体験を、これから夜空を見上げた時に思い出してくれたらと思います。たくさんの人に楽しんでもらえてよかったです。」とあいさつ。また、「牡鹿半島は人工光の影響が少なく、宮城県内でも有数の天体観測スポット。キャンプ場など滞在のための施設も整っており、もっとたくさんの人が天体観測をきっかけに訪れるようになれば地域の活性化にもつながるのでは。」と話していました。

【実行委員会から参加者に配られたメッセージカード】
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