新代表理事および、新事務局長就任のお知らせ

お知らせ|2016.04.04

JENをご支援くださっている皆様へ、

風にそよぐ木々の緑もまぶしい季節となりました。皆様におかれましては、益々ご健勝のこととと、お慶び申し上げます。さて、このたびJENでは、事務局体制が変わりましたので、ここにご報告させていただき、着任した3人より、支援者の皆様へご挨拶申し上げます。今後とも、なにとぞご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

2016年4月4日

特定非営利活動法人JEN(ジェン)

 

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代表理事:黒田由貴子(くろだ・ゆきこ)

「人間にはひとりひとりに、かけがえのないいのちがあり等しく固有の価値がある」というJENの理念に共感し、JENを外部から応援していたことがきっかけで理事になり、このたび代表理事に就任することとなりました。

昨今の世界情勢を鑑みると、残念なことに、緊急支援を必要としている人々の数が減る兆候は見られません。そのような中、日本を代表する民間緊急支援団体であるJENが、効率的にリソースを活用しながら効果的に事業を実施し、世界の中で取り残される人が一人でも少なくなるよう、JENのガバナンスに努めてまいります。

kuroda_310黒田由貴子
ソニー(株)にて海外マーケティング業務に従事。その後、米系大手経営コンサルティング会社のシニア・コンサルタントとして各国大手企業の経営陣のためのコンサルティング活動を行なう。 1994年に株式会社ピープルフォーカス・コンサルティングを創業。 2012年3月まで代表取締役を務め、現在は、取締役・ファウンダー。慶応義塾大学経済学部卒業。米国ハーバードビジネススクールにて経営学修士(MBA)取得

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代表理事:木山啓子(きやま・けいこ)

本年5月より、事務局長職を若きホープ黒木に託し、同時に共同代表理事を拝命することになりました。至らない弊職が2000年7月から約15年間もの間、事務局長を務めることができたのは、また、JEN自体が22年も活動を続けてくることができたのは、世界中の厳しい状況にある方々を、JENを支えることを通して支援をしてきて下さった皆さまと、共に活動してきてくれた同僚たちのお蔭です。心より御礼申し上げます。

世界に目を転じると、自らの主張を通すために暴力に訴える行為は留まるところを知らず、巨大災害も起こり続け、悲しいことに厳しい状況にある方々は増えています。こうした現状を前に、私たちは支援する力を高めなければなりません。その為にも、一人でも多くの方に、JENに参加し、知恵と力をご提供頂きたいと切に願っています。

新たな布陣で新たな出発をするJENを引き続きご指導頂き、一人ひとりが平和で幸せに暮らせる世界を共に作って頂けます様、改めてお願いいたします。

keikophoto(nikkeibiz)木山啓子
大学卒業後、5年間の企業勤務を経てニューヨーク州立大学大学院(社会学)へ留学、修士課程修了。1994年、JENの創設に参加。紛争中の旧ユーゴスラビア地域代表として難民・避難民支援活動に従事。緊急支援が依存を生むことに着目し、24に及ぶ国と地域で緊急自立支援活動を展開。2005年エイボン功績賞受賞、日経ウーマン誌ウーマン・オブ・ザ・イヤー2006大賞受賞。平成25年度アカデミア賞国際部門(社団法人全国日本学士会)受賞。著書に『誰かのためなら人はがんばれる』(かんき出版)。2016年9月より国連中央緊急対応基金(CERF)諮問委員。2011年、JENは外務大臣表彰、2015年読売国際協力賞を受賞

 

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事務局長代行:黒木明日丘(くろき・あすか)

この度、JENの事務局長代行という大役を拝命することになりました。私が国際協力に関わることになった最初のきっかけは、高校時代に体験したNGOでのボランティア活動でした。その後、大学を卒業し社会人になった時から「いつか国際支援のフィールドで働きたい。どんな困難な状況下でも、人びとが自らの力で状況を変えていけるように、その力を引き出し支える仕事ができるようになろう」と心に決めていました。

約10年間、民間企業、NPO、行政機関と異なるセクターでの仕事経験を経て、いよいよその想いを実現する機会になったのが、JENとの出会いでした。JENの事務局長代行に就任するにあたり、22年の歴史と積み重ねてきた実績に責務を感じると同時に、更に、よりよいプログラムの実行と組織基盤強化に取り組んで行きたいと、気持ち新たにしております。

「人びとが生きる力を取り戻し、自らの力を活かして生活を取り戻す」というJENのミッションのもと、昨今高まる人道ニーズに“人道支援のプロ”として応えられるよう精進してまいります。

改めまして、これまでJENの活動を支え続けてくださった全ての方々に深く感謝申し上げるとともに、これからも変わらぬ、益々のご支援を賜りたくお願い申し上げます。

Kuroki黒木明日丘
大学卒業後、民間企業での勤務を経て、民間非営利のシンクタンク兼コンサルティングファームに転職。妊娠・出産を機に一旦職を離れるが、2012年より2年間外務省にて経済協力専門員として従事。2014年4月、JENに入職。プログラムオフィサーとしてヨルダンでのシリア難民支援およびイラクでの支援活動に携わった。その後、グローバル事業部課長を経て2016年4月、事務局長代行就任

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