冬募金2022 ご協力のお願い

お知らせ|2022.12.14

top_20221209_01

 
今年パキスタンでは例年に無い大雨などの影響から大規模な洪水が発生、国土の3分の1が冠水する程の被害が出ているといわれており、発生から4か月以上たった現在も水が引かない地域が多くあります。
下の動画は、2022年12月1日に撮影したジェンの事業地シンド州の状況です。
 

※字幕をオンにしていただくと日本語の字幕付きでご覧いただけます。
 
10月に被災者の人びとの生活基盤となる家畜飼料配布の緊急支援を実施いたしました。12月には被害の大きかったシンド州の290世帯(約2,030人)の被災者の方がたを対象に、約2カ月分の食糧を配布する予定です。農村部に住む世帯で、女性世帯主、障がい者、妊娠/授乳中の女性、お年寄り、慢性疾患をもつ方、多数の子どもをもつ世帯、等を対象として、配布させていただきます。
2022年本当に多くの皆さまに、ご支援いただいたことで、こうして私たちは被災された方がたに対して緊急支援をお届けすることができております。
改めて、皆さまからのご支援に心から感謝申し上げます。
パキスタン・アフガニスタン統括責任者アズマットのメッセージ動画をご覧ください。
 

※字幕をオンにしていただくと日本語の字幕付きでご覧いただけます。
 
冬募金はこちらへ
 

アフガニスタンでは、2023年には人口の3分の2が人道支援を必要とする状況になると予測されています。干ばつのような状況は3年目に入り、40年以上も続いてきた紛争と繰り返される自然災害に加えて厳しい経済制裁は2年目となり、人びとが命をつなぐための支援がすぐにも必要な事態となっています。既に11月には初雪が降り、首都カブールでも気温が氷点下になる、厳しい冬が訪れています。

2022年11月のアフガニスタンの様子

2022年11月のアフガニスタンの様子

今年度、アフガニスタンで、ジェンはWFPと連携して、Bread+というプロジェクトを実施をしました。このプロジェクトは町のパン屋さんと協力して、子どもたちの通う学校に栄養価の高いパンを届ける事業です。
職を失った方や女性世帯の方たちは、パン職人の育成プログラムに参加いただくことで、職を得ることができます。また子どもたちには栄養価の高いパンを提供することで、学校に学びに来てもらい、栄養不足も改善します。

 

※字幕をオンにしていただくと日本語の字幕付きでご覧いただけます。
 

※字幕をオンにしていただくと日本語の字幕付きでご覧いただけます。
 

ジェンをご支援いただいている皆さま

いつもご浄財をジェンに託してくださり、本当にありがとうございます。皆様のご支援のお蔭様で、2022年もジェンは、紛争や災害の影響で厳しい暮らしを強いられた人びとの生活を世界各地で支えることができました。
たとえば全人口の半数以上が食糧難にさらされているアフガニスタンでも、失職していた地元の方に焼いてもらった栄養強化パンを買い取って学校で配布する事業を実施しました。パンを製造する女性は「夫を亡くしてからは、兄弟や村の裕福な方からの支援でなんとか暮らしてきました。でも今はこのプロジェクトのおかけでパンを製造する仕事があります。収入があるおかげで、子どもたちを学校に行かせ、文房具も買うことができます。」と語りました。トルコでもシリアからの難民の方々の暮らしを支え、パキスタンでも洪水被災者の方々の支援をさせていただくことができました。皆さまからの温かいご支援で、厳しい生活を送る人びとの暮らしを支えられたこと、深く感謝しております。
各地では冬を迎えて寒さが厳しくなる中、多くの人びとが支援を必要としています。
どうぞ、冬募金に引き続き、皆さまの温かいご協力をお願いいたします。

事務局長 木山啓子

2022年も、皆さまからの温かいご支援に支えられ、支援活動を実施することができました。心からの感謝とともに、2023年が、皆様にとって素晴らしい1年になりますよう願っております。

JENスタッフ一同

冬募金へのご協力をお願いします

冬募金はこちらへ

◇郵便振替でのご寄付
口座番号:00170-2-538657
口座名 :JEN
※ 郵便振替でのご寄付の場合、国にご指定がある場合は、通信欄に明記してください。

 

 

ニュース一覧へ戻る