シリア難民支援速報

設営から5年、困難を乗り越え続けるザータリキャンプ

2017.10.19

私の名前はアリ・アルジャドアです。私は現在、JENのアドミンマネージャーをしています。
2013年2月にコミュニティ動員マネージャーとしてJENで働き始めました。その頃、JENはザータリキャンプで衛生促進活動と衣類配布を行っていました。

【コミュニティでの衛生セッション】
20171019_JD_01_session

【2013年に行われた衣類の配布】20171019_JD_02_cloth

ザータリキャンプは、シリア危機が始まった後2012年の7月に開設されました。ヨルダン国内、シリアとの国境から13kmのところにあります。ザータリ村に開設されたため、ザータリキャンプと名づけられました。キャンプの広さは6 km2に及びます。
キャンプ開設当初は、シリアの人びとは、安全な地を求め、荷物を何も持たずに自分たちの地を離れることを余儀なくされていました。彼らはヨルダンとの国境へと辿り着つくと、ヨルダン軍のサポートを受けてザータリキャンプにやって来ました。

【2013年のザータリキャンプ】
20171019_JD_03_camp1

【ザータリキャンプでの給水タンク設置】
20171019_JD_04_tank

日々、想定以上の大量の難民が次々とやってきて、NGOの支援が間に合わず、難民は不満を募らせていました。一方でNGO職員もまた、難民の受け入れから彼らが尊厳を持って生活できるようになるまで、多くの課題に直面してきました。

キャンプへの入居に際しては、到着後に各世帯単位で(1世帯平均5人)、キャンプの入り口に設けられたUNHCRの登録所にて登録を行います。その後、テントとマットレスを受け取り、コミュニティ動員スタッフによって、割り当てられた場所へと案内されます。毎日水と食料が配布されなければいけませんし、食料以外の生活必需品も必要です。また、医療サービス、高齢者・障がい者・新生児に対する公共サービスも確保されなければいけません。

キャンプへやってくる難民の数は、平均すると毎日100~200人でしたが、日によってはその数が3000人に昇ることもありました。その状況では、NGOが理想とする支援を実施することの難しさが容易に想像できると思います。

私は、シリア難民がザータリキャンプにやってきて定住するまでに、私たちのような人道支援団体が直面した困難や、何もなかったこの地が街のように変化を遂げたこの5年の間に起こった、キャンプ内の様々な進歩を多くの人に知ってほしいと思っています。

私は、難民が尊厳をもって生きられるよう尽力し、直面する課題に対応してきた全ての人道支援スタッフに感謝したいと思います。

【上下水道の整備】
20171019_JD_05_network

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△

JENでは、皆様からのご寄付を受け付けています。ご協力をよろしくお願いします。

▼クレジットカードはこちらから

jordan

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△


バーティカルガーデンの可能性を模索中

2016.09.01

ザータリキャンプの住民には、シリアで農業を営んでいた方が多くいます。その方たちの中には、心の拠り所として、小さなスペースを工夫して、家庭菜園を作り、野菜、果物、花を栽培している方が多くいます。

ここで一つ問題が。ヨルダンの夏は40℃を超すので、節水が大切になっています。
そこで節水しながら家庭菜園を続けてもらう方法を模索し、簡易袋と塀や壁を利用したバーティカルガーデンを実験で作ることにしました。

現在、水の消費量、野菜種苗の成長速度、管理上の注意点などを把握するために、定期的にモニタリングをしながら、一緒に育てています。

【バーティカルガーデンへの水やり】撮影:フサム・アルユセフ
20160901_JD_01.jpg

【ズッキーニの成長】撮影:アリ・アルジャドゥーア
20160901_JD_02.jpg

 

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△

JENでは、皆様からのご寄付を受け付けています。ご協力をよろしくお願いします。

▼クレジットカードはこちらから

jordan

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△あ

 


リサイクルプロジェクト:資源の再利用と収入機会の創出

2016.08.04

今、ザータリキャンプでは、リサイクル活動が盛んになってきています。

私が担当している活動は、古くなった洋服・プラスチックのかばん・容器・紙などから新しい物を作るアップサイクリング・プロジェクトです。
この事業の目標は、ゴミを減らすことと、難民の女性にハンドメイドの商品を作ってもらいそれを売ることで収入を得て、最終的に自立することができるようになることです。

リサイクルは、すべての人びとの利益になります。物を再利用し、新しく有益なものに形を変え、新しい物を買わないことにより、生活にかかるコストを下げることができます。また、簡単な縫い物や編み物ができる主婦が参加する「楽しい活動」にもなっています。子ども服、バック、靴や家の飾りなどの美しい物を作ることができます。

20160804_JD_01.jpg

20160804_JD_02.jpg

材料は、もう誰も着られなくなった古い服ばかりです。私たちが作っているものの例を紹介します。

1.古い靴下を使った人形
20160804_JD_03_doll.jpg

必要なもの:古い靴下、縫うための針、糸、ボタン、綿、服や新聞など

靴下のなかに綿・新聞・服などを入れます。次に、糸と針を使って下の方から靴下を縫い、最後にボタンで目・鼻・口を付けて、人形に見えるようにします。

2.古いジーンズを使った小さいバッグ
20160804_JD_04_bag.jpg

必要なもの:古いジーンズ、縫うための針、糸、ボタン、はさみ

ジーンズを長方形に切ります。次に、糸と針で小さいスーツケースのような形になるように縫い合わせます。最後に、美しく魅力的になるようにボタンを使ってバッグを装飾します。

この活動でたいへんだったことは、いくつかの素材の質が非常に悪く、ここから何を作れるか考えるのに時間を要したことです。(この課題は、カーペットを生産することによって解決しました。)
また、リサイクルして何かを作るには、細かく丁寧な作業が必要でした。

20160804_JD_05.jpg

20160804_JD_06.jpg

今後はさらに新しいアイデアを提案しあい、彼女たちと多くの時間を過ごすことで、難民女性を元気づけようと考えています。

2回に渡ってバザーを行いました。最近では2016年5月に開催し、リサイクルされた商品をお手頃価格で売ると同時に、難民の女性たちが安心して交流できる場を提供できました。
彼女たちは、何を生産し何を売るかといった意思決定プロセスに参加する機会を得て、バザー開催に向けて協力し、バザーに来たお客さんとお話することができました。特に、女性たちが社会的スキルを伸ばしている様子を見ることができ、私は嬉しく思いました。

エクラス・サケール

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△

JENでは、皆様からのご寄付を受け付けています。ご協力をよろしくお願いします。

▼クレジットカードはこちらから

jordan

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△

 

 


子どもたちの安全・教育の機会作りプロジェクト

2016.02.04

いつも車の通る道端や、工事現場で重機に囲まれて何となく過ごす子どもたちの生活環境改善を目指し、広場を作っている様子。
詳しくはニュースレター等で、今後お知らせします。

20160204_JD_01

20160204_JD_02

20160204_JD_03

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△

JENでは、皆様からのご寄付を受け付けています。ご協力をよろしくお願いします。

▼クレジットカードはこちらから

jordan

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△