シリア難民支援速報

アンマンの学校での世界手洗いデーイベント

2017.11.02

10月30日、ユニセフの依頼を受けて、アンマン県のアル・バセリヤ共学小学校にて世界手洗いデー(毎年10月15日)のイベントを実施しました。ヨルダンでは、ユニセフが日本政府の支援で水衛生の環境改善事業を行っています。今回のイベントは、この学校が属するコミュニティで実施した給水ネットワーク事業の完成を祝う式典の中で行いました。

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アル・バセリヤ校は、アンマン県を構成する9郡の一つであるアル・ジーザ郡の砂漠地帯にあります。この学校を含むコミュニティを対象にした給水ネットワークが完成したことで、地元の人びとは日々の生活に支障なく水が使えるようになりました。この学校の全校生徒数は約180人です。イベントでは、水を使えるようになった近隣コミュニティの学校の生徒も招待され、約300人の児童が集まりました。また、地元からも約50人が出席しました。

出席者のほぼ全員が赤と白のアラブの伝統的なヘッドスカーフをかぶり、デシュダッシュと呼ばれる長いシャツドレスをまとって、駐ヨルダン日本大使とユニセフのヨルダン代表を出迎えました。

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首都があるアンマン県にも、アル・バセリヤ校のように毎日支障なく水を使用できる環境が整っていない学校が沢山あります。この校にはシリア難民の生徒はいませんが、このように水の使用が限られている学校では、シリア難民を受けいれることで、更なる水不足に陥ってしまうことが問題になっています。

ヨルダン経済は不安定で、政府が自助努力でインフラ整備をすることが困難です。JENを含む支援機関では、ヨルダン国内で水供給の安定化とシリア難民とヨルダン人の社会的結束を促す支援活動を実施しています。

 

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jordan

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