東北支援速報

牡鹿半島活性化プロジェクト「浜へ行こう!」スタートします。

2014.02.13

JENでは東日本大震災の発災以降、牡鹿半島を舞台に、生業支援、コミュニティ支援、仮設住宅支援、ボランティア派遣など、さまざまな事業を行ってきました。それらの事業を下地にしながら、牡鹿半島の課題解決と、浜の活性化に向けて「浜へ行こう!」プロジェクトが住民の皆さんを主体としてスタートします。

140213 ①浜s-2013-08-04 09.57.34

牡鹿半島には、約30の「浜」と呼ばれる集落があります。
浜にはそれぞれの文化があり、生活があり、魅力があります。各浜では震災以来、地域住民や外部支援団体によって、課題解決や活性化を目指した多様なプロジェクトが進行し、変化が起きつつあります。将来的には、住民の皆さんが一体となって地域課題の解決に取り組むことのできる持続的な環境を整えていくことが大切と、JENでは考えています。

「浜へ行こう!」プロジェクトは2年目を迎えます。牡鹿半島の魅力をアピールし、外部からの人の流れを生むイベントを、集落の皆さんが相談し合い改善しながら取り組んできました。
今年は、“うちの浜でもやりたい!”という声を受け、様々な集落で展開していきます。牡鹿半島の複数の浜の魅力を体験する為に、そして素晴らしい伝統的な文化や豊かな海産物の魅力を味わう為に是非いらして下さい。浜の皆さんがお待ちしています。

140213 ②みなさんs-2013-08-03 16.11.09
3月には、以下の2つのプログラムが予定されています。この機会に、牡鹿半島の魅力に触れ、浜の人びとと、地域の未来について語り合ってみませんか。

①    3/8~9「浜へ行こう!第5回漁業体験 ~五度おいしい!春の旬を五感で体験!~
ホタテ・ホヤ・ワカメ・メカブ・カキ…春の浜の旬を、東浜と谷川浜、2つの浜で体験する2日間のプログラムです。小渕浜の民宿「あたご荘」で地元の方との交流会も行います。

②    3/12「狐崎浜で伝統的な祭りを体験!」
毎年初午の日に行われる、400年以上の伝統を持つお祭り“狐崎浜稲荷神社大祭”にお神輿の担ぎ手として参加します。午前中からお祭りの準備を行った後、お昼からはお神輿を担ぎながら集落を練り歩きます。最後には直会(打ち上げ)で参加者や地域の方と親睦を深める、1日のプログラムです。

詳細・応募方法は、それぞれの募集ページリンクからご参照ください♪

140213 ③ウニs-2013-08-03 15.36.56

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 募金を受け付けています。 ↓↓↓↓↓↓↓

○郵便振替口座 00170-2-538657
口座名 JEN
通信欄に「東日本大震災」と記載ください。

○クレジットカード: https://www.jen-npo.org/en/contribute/credit.php?country=s-thk&select1=0#now
プルダウンメニューから「東日本大震災」をお選びください。

その他、銀行へのお振り込みに関しては、恐れ入りますが、
ジェン東京本部 (03-5225-9352 担当:富田、浅川)までお問い合わせください。


“Reborn Garden”交流会を行いました

2014.02.04

JENでは、被災地の子どもたちへの支援活動において、“Reborn Garden(リボーンガーデン)”プロジェクトにご支援をいただいています。
Reborn GardenとJENのプロジェクトは、安藤美姫さんと世界を代表するスケーターの皆さんがファンの皆さまとともに開いてくださった2012年3月のチャリティ・ショー「Reborn Garden」が始まりでした。

1月25日、このプロジェクトを呼びかけたフィギュアスケーターの安藤美姫さんが石巻を訪れ、石巻の子どもたちとの昼食交流会を行いました。

石巻市は東日本大震災における最大の被災地であり、今なお仮設のプレハブ校舎や内陸の学校の教室を間借りし、不自由な学校生活を送っている子どもたちがたくさんいます。
今日は、そんな環境の中でも明るく頑張る子どもたちがたくさん集まってくれました。
会場は石巻駅前にある、創業121年の老舗のお店です。被災した店舗を新しく建て替えられ、2013年1月に再開されました。

【石巻市内からたくさんの子どもたちが集まりました】
140130 ①たくさんの子どもたちs-P1010673
【美姫さんの登場はサプライズでした。受付に来てみてびっくり!】
140130 ②安藤さん登場s-P1010430
交流会に参加したのは、子どもと保護者合わせて約25人。久しぶりに会う子や、初めて会う子もいたため、やや緊張した雰囲気で始まりましたが、一緒にご飯を食べるうちに、少しずつ笑顔が増えてきました。

【いっしょにランチを食べて、子どもたちもリラックスしてきました】
140130 ③一緒にランチs-P1010482
【ゲームを通して交流しました】
140130 ④ゲームで交流s-P1010526

約2時間の会の最後には、参加者一人ひとりが「今年の目標」を発表することに。みんな真剣に目標を考えていました。

【なんて書こうかな…】
140130 ⑤今年の目標1s-P1010568140130 ⑥今年の目標2s-P1010570

【一人ずつみんなの前で目標を発表しました】

140130 ⑦安藤さんと子どもs-P1010677

笑顔いっぱいの楽しい交流会、詳しい模様は後日、「Reborn Garden」公式サイトでレポートされる予定です。お楽しみに!


ハーバードビジネススクール学生による被災地学習の受け入れを行いました

2014.01.23

2014年1月10日、昨年に引き続き、ハーバードビジネススクールの学生15名と引率者3名、合わせて18名がアメリカのボストンから石巻市谷川浜を訪れ、漁業体験と浜の住民皆さんとの交流会が開催されました。 学生たちは、ノルウェーやトルコ、中国など世界各国の出身で、学習の一環として今回の東北プログラムに参加してくれました。

今回、谷川浜の語り部として、若手漁師の渥美政雄さんに、谷川浜の震災当時の状況やホヤ養殖・ホタテ養殖が盛んであることなどをお話いただきました。特にホヤについて、種の採取が全国の約90%のシェアを誇り養殖も盛んであること、海産物の多くが韓国に輸出されていることなど紹介されました。その韓国が福島原発の影響で当該地域の海産物の輸入禁止措置を取ったことなどが紹介され、漁師にとって、大きな問題が依然として存在していることが、通訳によって学生に説明されました。

【学生に震災当時の状況を説明する漁師さん】
140123 ①説明する漁師さんs-IMG_8618

漁師さんからの説明を受けた後、漁業体験活動として、ホヤ養殖用の原盤づくりやホタテ養殖用の準備作業などを行いました。 強い風が体温を下げる中での作業でしたが、学生たちは漁師さんと一緒に元気に作業をしてくれました。

【ホヤ養殖用原盤づくりの漁業体験】
140123 ②漁業体験s-IMG_8627

お昼は、漁師さんが朝に海から上げたばかりの新鮮なホタテやカキ、そして学生が調達した牛肉など、お互いに持ちよった食材を囲んでのバーベキューです。味噌仕立てのトン汁を初めて食べた学生は、「Miso-Soup OISHI!」などとユーモアを交えながら話しかけ、英語が話せない浜のお母さんたちも笑顔になっていた姿が印象的でした。

【すっかり打ち解けた学生たちと、浜のみなさん】
140123 ③みなさんs-IMG_8678

ジェンは、これからも漁業体験や視察の受け入れ、交流事業を地域の皆さんと共に行っていくことで、被災を乗り越え自立に向けて頑張っている方々を継続して応援して参ります。

【復興は少しずつ進んでいますが、震災の爪痕が残る場所もまだまだ存在します(谷川浜)】
140123 ④谷川浜s-IMG_8631

 

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サッカーがつなぐ交流 ~高校生ボランティアが活躍!~

2014.01.16

1月12、13日の2日間、「石巻日日新聞杯・明治大学付属明治高等学校記念少年少女サッカー大会」が行われました。 昨年に引き続き、2回目の開催となりました。
(昨年の様子はこちら

今年は、昨年会場となった女川町の総合運動公園が復旧工事中のため、石巻市北村の石巻サッカー協会グラウンドで行われました。

【6年生にとっては最後の大会、熱戦が繰り広げられました】
140116 ①熱戦s-2014-01-12 12.33.33-1
【紫のユニフォームの明治高校生。審判として活躍しました】
140116 ②審判s-2014-01-12 11.42.27
JENでは、主催の石巻サッカー協会、石巻日日新聞社、明治高校とともに、大会運営全般のサポートを行いました。2日間の大会には、石巻市・東松島市・女川町から計12のチームが参加し、熱戦を繰り広げました。

明治高校からはサッカー部員など37名が来石し、審判・記録員として大会の運営にあたりました。同時に、サッカー場に隣接する東北電子工業仮設住宅団地の住民の皆さんとのお汁粉づくりや、子どもたちを対象としたベーゴマの体験、○×クイズ大会などの交流活動を行い、サッカー部以外の生徒も大活躍でした。

【サッカー場に隣接する仮説住宅の住民の方と一緒にお汁粉をつくりました】
140116 ③お汁粉s-2014-01-13 09.57.48

【お汁粉を作った後は、集会所の中で“お茶っこ飲み”】
140116 ④お茶っこ飲みs-2014-01-12 10.57.11

【ベーゴマ体験も】
140116 ⑤ベーゴマs-2014-01-12 10.42.25

明治高校の生徒の皆さんは、大会運営のほか、沿岸部の視察を行い、仮設商店街や石巻市内で実際にお話を聞いたことで、さまざまな気づき、学びを得ることが出来た様子でした。

37人の生徒のリーダーを務めた3年生の土屋弦さんは、「以前に訪れた時と比べて、街なかには活気が戻っているように感じました。ただ、沿岸部にはあまり変わらない光景があって、復興はこれからなのだと感じました。今年は、大会運営のほかにも交流で子どもたちの笑顔を見ることが出来て嬉しかったです。みんなで笑顔になれる雰囲気づくりが、私たちにできることのように感じました」と、感想を話してくれました。

【明治高校ボランティアのみなさんと。お疲れ様でした】
140116 ⑥集合s-2014-01-13 10.36.42

大会自体は、天候不良により2日目の決勝リーグが延期となってしまいましたが、同校の田中徹太郎教頭は、「今年は、サッカー大会の運営に加えて、子どもたちや仮設住宅入居者の方々との交流が出来ました。現代の子どもたちは自分たちの世界に閉じこもりがちなので、人と共感する心を養うことにつながったのではないかと感じています」と、今回の活動を振り返っておられました。

3日間の訪問の中で、高校生たちはたくさんのメッセージを受けとってくれました。今回の経験を生かし、これからの社会を支えていく人材として成長することを期待しています。

※延期した決勝リーグは1月26日(日)に、上釜ふれあい広場で開催される予定です。

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旬の味が楽しめる「佐須のカキ小屋~浜友~」オープン!

2014.01.09

石巻市佐須浜のカキ小屋浜友が、12月15日(日)に今シーズンの営業を開始しました。カキの旬は12月から2月いっぱい目処で、この時期に漁師さんたちが、お客様へ直接焼きガキを提供します。 オープン前日には初積雪の観測があったため客足を心配しましたが、この日は6組13名が来店し、新鮮なカキを楽しんでいきました。

カキは通常、2年間生育してから出荷しますが、佐須浜のカキは1年で出荷することが特長です。1年で出荷することにより、カキの身に味が凝縮していて濃厚でとても美味しいです。石巻地区漁協カキ浜小屋実行委員会代表の細川さんは「まずは、カキそのものの味を楽しんでほしい」と、お客様に勧めていました。

【焼き上がるまで会話を楽しみます】
140109 ①会話IMG_9510
一番目のお客様は、福島県から石巻に観光で訪れたご夫婦です。焼き上がったカキを細川さんが次々と殻剥きしていきます。プリッとした身のカキを前にお客さんも大喜び。「カキ自体はあまり好きではなかったのですが、ここのカキは甘くて本当に美味しい」と、あっという間に食べ終えていました。

【美味しいカキにお客さんの箸もどんどん進みます】
140109 ②美味しいカキIMG_9485
テーブルを2組で囲んでいたのは静岡と栃木からのお客様です。仕事で石巻を訪れている最中に、カキ小屋の看板を見て来てくださいました。こちらのお客様は、食べ終えたカキの殻に日本酒を注いだり、テーブルに供えられたレモンをかけて味わうなどして、色々な方法でカキを楽しんでおり、「いつも食べているカキと比べると小さいけれど、カキの美味しさがギュッと詰まっていて美味しい。ぜひまた来たい」と話していました。

【カキの味わい方も様々です】
140109 ③日本酒IMG_9504
カキ小屋は、佐須浜の漁業関係者や住民の方々が幾度も話し合いを重ね、地域再生の第一歩としてやっとの思いで立ち上げました。少しでも多くの人が訪れるきっかけとなり、ここでしか味わえないカキや、浜の魅力を楽しんでほしいという願いが込められた場所です。冬季限定の味覚を味わうために足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

「佐須のカキ小屋~浜友~」開催中!
場所:宮城県石巻市渡波佐須 JF 石巻地区支所前 サンファンパーク先300m
営業時間:1月・2月の毎週日曜午前11時30分~14時30分
(年始は1月12日から)
お問い合わせ:090-8256-1370 (石巻地区漁協カキ浜小屋実行委員会代表 細川)

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