新年のご挨拶 | 共同代表理事 木山啓子からのメッセージ

お知らせ|2018.01.01

明けましておめでとうございます。


除夜の鐘が聞こえ始めると、一年間お世話になった人たちへの感謝で胸が一杯になります。今年初めてお世話になった方、昔から変わらずご恩をいただいている方々、様々な方に支えていただいて新年を迎えることができました。厳しい時も嬉しい時も、周囲の方々の温かさのお蔭で乗り越えられると感じます。


日本にも世界にも、今日が新年であることにも気づけない程、厳しい状況にある方々がおいでだと思います。そういう方々を支えるのが、私たちの仕事ですが、気象災害や紛争の被害者は増え続け、これまでのやり方では太刀打ちできない状況になっています。支援の世界にも、新しい考え方ややり方、イノベーションのニーズが高まっているのです。


一番変わらなければならないのは、どの様に成果を測るのか、という部分かも知れません。これほど多くの人々が支援を必要としている現状で、費用対効果が高いことは重要なことだと思います。同時に、費用対効果が高いことが重視され過ぎると、大切なものを見失うのではないかと懸念しています。


JENは以前から『与える支援ではなく支える支援』を目指してきました。だれも、誰かの人生を生きることはできません。一人ひとりが自分の人生を十全に生きることができることが前提です。一時的もしくは長期的にその状態が損なわれている時、本人たちがそれを回復しようとする努力を支えることができたら、あとはその人たちの人生です。人の数だけの多様な人生があるならば、人の数だけの多様な支援があってよい、それが非効率的だとされたとしても、人より効率を優先することで人が不幸になるならば、非効率的な支援の方がより良い支援と言えるかもしれません。ここで本当に求められているのは、人か効率かのどちらかではなく、両方を重視できる新たな取り組みではないでしょうか。


新しいものが生み出される時、必ず生みの苦しみがあるでしょう。その苦しみを恐れずに、前に進み、より良いものを生み出していけるJENでありたいと新年に祈念しています。

keikophoto(nikkeibiz)

2018年1月1日

特定非営利活動法人ジェン
共同代表理事 木山啓子