JEN の再生に向けた取り組みに関するご報告とご支援のお願い

お知らせ|2018.09.18

JEN をご支援くださるみなさまへ

 この度のJEN 職員の不適切な事業執行行為につきまして、支援者や関係者のみなさまに、ご迷惑とご心配をおかけしておりますことを、衷心よりお詫び申し上げます。
 この行為がガイドラインに違反しているとして、ジャパン・プラットフォームの助成金についてJEN の申請資格の一年間停止という措置が8 月24 日に決定されました。これを受けてJEN は、ヨルダンとイラクでの事業からは撤退し、アフガニスタンでは、継続中の事業を終了した段階で今後の方向性を決定することといたしました。支援者のみなさまからお寄せ頂きました信頼を失墜させたことについて、忸怩たる思いで一杯でございますが、それでも私たちは、世界で苦しむ人々のために、さらに強い決意で再出発することに致しました。
 再生の実践に向けて、JEN は8 月31 日に理事会を開き、「社会的に弱い立場に置かれている人々と共に歩む」というJEN 発足の理念と精神に立ち返り、変えるべきは変え、残すべきは残して事業の展開に取り組むこと、ガバナンスとマネジメントを見直すために、理事会と事務局の体制を改めましたことを、ここにご報告申し上げます。

再生策の主な柱は以下の通りです。

1. 再発防止策の一環として、小規模で機動的な理事会構成とし、理事による事業執行の監督強化を実現してまいります。
9月22日以降の理事(順不同):
尾関葉子(新任)、川北秀人(新任)、根本信博(留任)、木山啓子(留任)
なお、川北秀人と根本信博は共同代表理事に、木山啓子は理事・事務局長(常勤)に就任いたします。
2. 役職員が『人道支援の必須基準(Core Humanitarian Standard (CHS))』などを学び直し、確実にCHS を満たした、つまり厳しい状況にある方々や地域を中心においた事業を実施することで、事業の質を担保してまいります。
特に、これまで以上に、真に持続可能なインパクトをもたらす貢献に注力してまいります。
3. 不適切な事業執行が二度と起こらないような仕組みづくりとして、制度・ルールや確認機能の改善見直しに努め、内部統制の質を高めてまいります。

 なお、ヨルダン、イラク、アフガニスタンで終了する事業については他団体に引き継ぐことが決まり、裨益者が引き続き安心して支援を受けることができる状態であることを合わせてご報告いたします。
また、パキスタン、アフガニスタンの一部の事業、東北、熊本における事業については、継続いたします。

 改めまして、新生JEN に対するみなさまの引き続きのご教導、ご支援を心より賜りたく、衷心よりお願い申し上げます。

                                 2018 年9 月
                                 特定非営利活動法人JEN
                                 役職員一同

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