牡鹿半島の大原浜の夏祭りは7月に予定されております。この夏祭りに「ゆかた」で参加したいという住民らの自発的な気持ちを支えるため、ジェンは、石巻市内の被災した呉服店から反物を25反購入し、地域の仮設住宅や被災した住宅の住民たちに渡しました。そして、6月13日(水)に大原集会所で「ゆかた作り」が始まりました。
【大原集会所でのゆかた作り】
「くげ台がないと縫うのひどいんだよね」。「私、初めて縫うから分からないの」と言いながら楽しんでいました。
「ゆかた」を作るための道具もいろいろあるそうで、無ければ無いなりにお互いに協力して作っていました。
【ここはどうするの?】
夏祭りまであと1月、それぞれ自分用、お孫さん用の「ゆかた」の完成まで最後の追い込みです。参加した方は、「さあ頑張るぞ!」 皆さん、頑張りすぎないでくださいね。
集会所の外では、区長さんが火をおこして焼き牡蠣の差し入れです。ジェンのスタッフもごちそうになりました。やっぱり牡蠣はこの食べ方が最高!
【焼き牡蠣】
ジェンは、これからもコミュニティ支援を通じて地域復興支援活動を継続していきます。
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○郵便振替口座 00170-2-538657
口座名 JEN
通信欄に「東日本大震災」と記載ください。
○クレジットカード:http://bit.ly/c7R8iA
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その他、銀行へのお振り込みに関しては、恐れ入りますが、ジェン東京本部(03-5225-9352 担当:富田、浅川)までお問い合わせください。
このたびの台風4号により被害を受けられた皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。
台風4号接近による石巻の状況について、ご報告いたします。
19日、石巻市では沿岸部を中心に約4300世帯1万人に避難勧告が発令されました。台風に伴う暴風雨に加え、20日は満潮の時期も重なっていたため、震災によって地盤が低下した低地での浸水の恐れを考えての行政の対応でした。(参考:河北新報20日朝刊)
JENでは、昨年より石巻の各浜においてさまざまな漁業支援活動を行っています。20日朝、各浜に連絡をとり被害状況を確認しました。東浜の一部の世帯では、昨夜停電があったそうですが、現在は復旧しています。養殖施設等には大きな被害はなかったことを確認し、胸をなでおろしました。牡鹿半島に住んでいるスタッフの話でも、道路の冠水以外には現時点で大きな被害はなかったとのことでした。ただ、一部道路の冠水は今も続いています。
【20日朝 国道398号線 渡波沢田付近。道路が冠水しています】
【20日朝 半島へ向かう山道。 小さな川が出来てしまっています。】
今回の台風4号では大きな被害はなかったものの、上の写真のように、斜面は水分を含み、土砂崩れの危険は依然去っていません。また、山林では倒木が確認されています。台風5号の直撃に備え、準備をする必要があります。
【コンビニの駐車場は海のようです。】
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東日本大震災により発生した津波により、着のみ着のままで避難所へ避難した住民に対し、いち早く衣類の配布支援などを実施してきた㈱ファーストリテイリング社は、大震災により大きなダメージを負った石巻市において、石巻を「夢や希望のある街にしよう」というスローガンのもと、被災地の復興の力となる活気ある地域づくりの取り組みを開始しました。
6月5日(火)、その第1陣40名のユニクロの社員が全国各地からボランティアとして石巻にやってきました。
一行は早速、宿泊する塩釜のホテルでオリエンテーションを行い、始めにユニクロの担当者から「被災地のお役に立てることが何であるか、これから一緒に考え、3年間で実行していくので、色々なアイディアを出してほしい」と挨拶。続いてユニクロ蛇田店の店長が石巻の現況などを話されました。
その後、チーム編成を行い10チームが編成され、そのうち7チームは、小・中・高校での現況や先生や学校が困っていることを調査し、残りの3チームは、中心商店街、仮設商店街、湊・渡波などの地域について調査することに決定しました。
【オリエンテーション】
【チームビルディング】
チームビルディング終了後、被災地視察を行い、東松島市の野蒜地区、石巻市の工業港、南浜町、魚町周辺を視察し、最後に日和山公園から被災地域を一望し1日目は終了しました。
【日和山公園】
5月6日(水)、各チームはそれぞれの地域を調査し、調査した結果をそれぞれ振り返りミーティングで発表しました。調査した内容は、4つの切り口で分け、それぞれ「気づき」、「ニーズ」、「直ぐできるもの」、「時間がかかるもの」として紙に張りつけ作業を行いました。
【振り返りミーティング】
ユニクロの社員の皆さんの鋭い切り口などもあり、紙は付箋紙だらけになって溢れるほどの情報で埋まりました。この調査した情報を通し、課題を発見し、1つ1つ丁寧に課題を解決していくことになります。
ジェンは、復興支援ボランティア活動を通し、夢や希望のある街づくりに協力することにより、地域の皆さんに寄り添っていきます。
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株式会社リコーの新入社員研修を行いました。第1グループは、5月23日(火)から25日(金)、第2グループは、5月30日(火)から6月1日(金)の各3日間。各92名、総勢184名の新入社員の活動でした。
活動に先立ち、22日(月)と29日(月)には、被災地石巻を訪れ、石巻工業港の瓦礫の山、市場周辺の地盤沈下の状況などを視察したあと、門脇小の前で全員バスから降り、石巻観光ボランティアの語り部さんによる震災当時の状況を聞きました。初めて被災地に来たという社員は、「映像では何回もみたが焼失した小学校を目の当たりにショックを受けました」と話していました。
視察のあと、東松島市コミュニティセンター(第2グループは遊学館)に移りオリエンテーションを行い、ジェンスタッフから今回の活動の目的や活動内容などの説明を行、最後にチームごとの目標を話し合い、紙に書き写して終了しました。
第1グループの新入社員92名は、3チームに分かれ、南三陸町の沿岸部の本浜、荒砥浜、清水にてサンドバック作り、めかぶ削ぎ、ワカメやコンブの選別作業を行いました。
第2グループの新入社員92名も同じように3チームに分かれ、袖浜、細浦、林、本浜、平磯などで同じ作業を行いました。
各グループは、それぞれ地元の漁師さんとコミュニケーションを取りながら一生懸命に作業を行いました。
特に、体力勝負のサンドバック作りでは、新入社員の一人が「大変な作業ではあるけど、何とも言えない達成感を感じます。」と大粒の汗を流していました。
【サンドバック作り】
このサンドバックは、50kgほどの重さになり、カキ養殖施設をはじめ、ワカメ養殖などほぼすべての養殖施設に使用します。特に、これからカキ養殖施設を元通りの台数まで復活させるのに何万個も必要になります。今回のトータル目標製作数は、約8,000袋でしたが、目標を大きく超える9,622袋の実績となりました。
地元の漁師さんはたいへん喜び、ホタテの差し入れなどもしてくださり、浜では早速バーベキュー大会、新入社員も大喜びでした。
【ホタテの差し入れ】
最終日には振り返りミーティングを行いました。「ただ物をあげるだけでなく、人が関わっていく必要があり、そのためには伝えていく必要がある」、「実際に見て、聞くことの大切さがわかった。現場を見て考え方が変わった。今後も現場に足を運ぶ」など、それぞれのチームが、目標の進捗結果や社会貢献活動の意義や今回の「気づき」について活発に意見を述べ合っていました。
この活動を通じ、被災地の現況が一人でも多くの人々に伝われば、これも一つの被災地支援になります。
快晴に恵まれた5月26日(土)、牡鹿半島の東浜小学校で、小学生と幼稚園生の合同運動会が開催されました。
運動会には地域の人たちも大勢集まり、JEN支援活動にご協力いただいているUBS証券株式会社の皆さんもかけつけ、JENスタッフとともに運動会のお手伝いをしてくださいました。
東浜小学校の在校生は22名。小さな学校ですが、校内には幼稚園が併設されており、皆とても仲良しです。グラウンドにいくつもの大漁旗が風にそよぐなか、地域の人たちからの熱い声援をうけた子どもたちは、目を輝かせて競技にのぞんでいました。
【「がんばれ!」声援が響きます】
さまざまな競技のあと、在校生による「獅子風流(ししふり)」が披露されました。大漁や五穀豊穣などの願いが込められた獅子風流を小学生たちも受け継ぎ、獅子は息を吹き込まれたように踊りだします。
【獅子風流の様子〜囃子が鳴り響きます】
玉入れ、綱引きやリレー競技にはUBSの皆さんとJENスタッフも参加させていただきました。リレーはどのチームも気合い十分で、表情は真剣そのものです。
「ほら、いけ!」「がんばれ!」と観客席からの大声援をうけ、JENスタッフも次々とバトンをつないで走っていきます。しかし地域の人たちの足の速さには感服でした。観客席からは「お疲れさま!」と温かい声援や拍手がおこり、地域の皆さんとの一体感を感じました。
この日、復興Tシャツを着ている人を多く目にするなか、「おだづなよ 津波!」の文字が。「おだづなよ 津波!」には「ふざけるなよ 津波!」の気持ちが込められています。この言葉には、津波で多くを失っても負けない浜の人たちの気概とたくましさを感じました。
復興のバトンは、いつか小学生たちへと継がれていきます。東浜の各地に大漁旗のあがる日を心待ちにし、これからもJENは地域の皆さんとともに歩んでいきます。