東北支援速報

安藤美姫さん・武田奈也さん来石! 子どもたちとの交流会

2012.12.01

11月、フィギュアスケーターの安藤美姫さん・武田奈也さんが来石し、石巻市内で子どもたちとの交流会を行いました。また、当日は、安藤さんと武田さんのファンの皆さまがご同行くださり、準備や運営のサポートのみならず、お子さんや地元の方々との交流に積極的に加わってくださり、笑顔と笑い声が絶えない温かい時間をともに作ってくださいました。

交流会は、JENが2年間サポートしている地域を含め、市内3か所で行いました。計82人の子どもたちが参加しました。

【子どもたちと安藤美姫さん・武田奈也さん】

安藤さん、武田さんの石巻の子どもたちとのつながりは、2012年3月11日に複数名のスケーターの方がたと一緒に開催してくださったReborn Gardenというチャリティアイスショーにさかのぼります。そのショーを通じて集まった支援金をもとに、現在に至るまで、石巻の子どもたちを継続して支えてくださっています。

今回、Reborn Gardenの仲間を代表して、安藤さんと武田さんが石巻の子どもたちに会いに来てくださいました。

安藤さんと武田さんのアイディアで、みんなでケーキを食べたり、「スマイル・ツリー」という大きな木の絵を飾り付けたり、ビンゴ大会をしたりと、楽しい時間はあっという間に過ぎていきました。子ども達が目を輝かせて取り組んでいる姿や笑い声いっぱいの様子を、保護者の方々がうれしそうに見つめる姿が印象的でした。参加者全員が、この場にいることをただ楽しめる、とても温かい会になりました。

交流会の様子を、写真でご紹介します。

【「スマイル・ツリー」大きなキャンバスにみんなでツリーの絵を描きます】

【描いた大きなツリーに、その場で撮った写真や、飾りを貼りつけて…完成!】

【絵の具が乾くまでの時間で、ビンゴ大会!】

【次は何番かな??】

【もうすぐ「ビンゴ」だ!】

【笑顔いっぱいの集合写真!】

安藤美姫さんはこんなメッセージをくださいました。

「やっと石巻に来ることができました。こうやって皆さんにお会いすることで、私のほうが元気をいただいて、次のステップに進むことが出来ます。これからも一緒に歩く仲間に入れていただけたらと思います。本当にありがとうございます。」

安藤さんと武田さんは、どの会場でも「また来るね!」と子どもたちに再訪を約束してくださいました。

【子どもたち一人ひとりに渡されたReborn Gardenからのメッセージカード】

 

今回の交流会は、子どもたちの確かな記憶として残るでしょう。

そしてそんな楽しい思い出が、これからの長い人生を歩んでいく上での生きる力になっていくことを願っています。

(写真提供:古瀬幸広さん)

 

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RYONRYONさんのダンス教室!

2012.11.15

10月28日、第一回目の「子どもダンス教室」が行われました。


いま、仮設校舎や仮設住宅での生活を余儀なくされている被災地の子どもたちの“運動不足”が指摘されています。今回のダンス教室は、ささやかな取り組みではありますが、子どもたちの運動不足の解消、ストレスの発散などをねらいとして行われました。

【体育館に集まってきた子どもたち】
開始の時間の前には、すでに追いかけっこが始まってしまいました。子どもたちはとにかく体を動かしたいようです。


準備運動の後、さっそくダンスレッスンが始まりました。講師は、コレオグラファー(振付師)、バックダンサーなど幅広く活躍するアーティスト、RYONRYONさんこと、野村涼子さんと、アシスタントの図師みなみさん。

東京からこの教室のために来ていただきました。

【一生懸命ダンスをする子どもたち】

小さい子どもたちのグループはKARAの「ミスター」(お尻ダンス)、年上の子どもたちのグループではマイケル・ジャクソンの「Beat it」を練習しました。

思いっきり体を動かすこと。それはシンプルですがとても大切なことです。

子どもたちの適応能力は高く、震災前後で変化した生活環境に適応しながら生活を送っています。しかし、過去の事例、阪神淡路大災の教訓集などでも指摘されているように、環境の変化による非行の増加などが、ここでも懸念されています。自己を解放し、体を動かし、ストレスを発散させることは、子どもたちの健全な成長のためにはとても大切なことなのです。


【RYONRYONさんを囲んで記念撮影】
楽しい教室は、あっという間に終わってしまいました。11月にも、第二回目のダンス教室が予定されています。JENはこれからも、子どもたちへの支援を継続的に行っていきます。JENの活動へのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

牡鹿半島で「浜へ行こう!」開催します。参加者大募集!

くわしくは、こちら

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〜 パノス・カラン氏のピアノコンサート 〜

2012.11.01

10月21日、パノス・カラン(Panos Karan)さんによる無料コンサートが開かれまし た。

パノスさんはギリシャ出身の新進気鋭のピアニストです。英国をベースにヨーロッパを初め、世界各国で演奏活動を行う傍ら、「Keys of Change」というチャリティ団体を2010年に設立し、今までクラシック音楽に触れたことのない人々や、恵まれない環境に暮らす人々にクラシック音楽を聴いてもらう活動を行っています。

今回は友人のラウルさん(スペイン出身)も一緒に来られたため、ピアノの連弾などもあり迫力ある演奏で多くの人々の心を癒しました。

ジェンがアレンジしたコンサートは、今年3月に続き第2回目となりました。

今回一番目の会場は、前回もミニコンサートを開催した上釜地区のコミュニティ・カフェ「なかやしきっさ」で開きました。

パノスさんの挨拶の後、バッハ、ショパン、ブラームスなどの代表曲を次々に演奏されました。特にラウルさんとの連弾は迫力いっぱいの演奏になり、参加された地域の住民23人がクラシックの世界を堪能しました。

【なかやしきっさでのパノスさんとラウルさんの連弾(写真奥の子どもは、ゲーム機のカメラ機能で演奏の様子を熱心に撮影していました)】
演奏途中からは、今年3月のミニコンサートを担当した元ジェンのスタッフが駆けつけ、ミニコンサート終了後、再会を喜び合いました。

上釜でのコンサートが終了した後、昼食のため石ノ森漫画館近くの復興ふれあいマルシェに移動しました。マルシェ内にある震災当時の展示写真を見ながら食事をとりました。

食事中、マルシェを管理されているスタッフさんから、「電子ピアノがあるので1曲だけでも弾いていただけないでしょうか?」との申し出があり、急きょステージでのサプライズ演奏となりました。居合わせた10人ほどのお客様から「ブラボー!」の声と同時に拍手が沸き起こりました。

【復興ふれあいマルシェステージで演奏するパノスさん】
ステージが終わりマルシェのスタッフと挨拶を交わした後、マルシェ近くで楽器店を営んでいる「サルコヤ楽器店」に移動しました。「サルコヤ楽器店」は、被災したピアノを修理して復活させたことで知られています。社長の井上さんも駆けつけ、被災し泥だらけ、錆だらけになったピアノを丁寧に修復したお話を聞かせていただきました。

「ここにあるピアノが修復した第1号のピアノです。」と紹介されました。パノスさんは、井上社長が取り組んだ修復ピアノの話が、ヨーロッパでも非常に有名になっていることなどをお話しされました。

パノスさんが、「このピアノを弾いてもよろしいですか?」と尋ねられました。

井上社長は、「ぜひ、弾いてください」と即答しました。

【被災したピアノで演奏するパノスさん】
上釜やマルシェでの演奏が電子ピアノでの演奏だったため、グランドピアノでの演奏は迫力や旋律といった点で大きな違いでした。

素晴らしい音質に、「サルコヤ」の従業員の皆さんも手を休め、皆ピアノの前に集まってきました。演奏が終了すると従業員の皆さんによる拍手がいつまでも鳴り響きました。

その後、第二弾の「再生ピアノ」が2階にあるので、そちらもぜひご覧頂きたい、と井上社長。さっそく2階に上がり、演奏が始まりました。

1曲演奏が終わった後、パノスさんから「井上さん!ピアノに負荷がかかる曲を弾いてもよろしいですか?」と尋ねられました。井上社長の了承の下、複雑な旋律の演奏が始まりました。演奏は3分ほどで終わりましたが、皆演奏の迫力で言葉も出ませんでした。井上社長も「素晴らしい演奏でした」とおっしゃっていました。

パノスさんは、「ピアノの魂を感じる! このピアノは被災して1度死んだにも関わらず生き返ったようなもので、まるで奇跡です 。こんなピアノに出会えて幸せです。このピアノは復興のシンボルですね!」と感想を述べられました。

【サルコヤの2階ホールにあるピアノでの演奏後】
「サルコヤ」を後にし、石巻市郊外にある「柏木ふれあいセンター」に移動し、最後の演奏が始まりました。 近くの仮設住宅に暮らす方々が来てくださいました。

一通りクラシックの演奏後、日本の曲である「さくら」が演奏されました。美しい旋律がホール全体に響き渡り、涙を浮かべながら聴き入っている人もおられました。

パノスさんは、一人一人と握手してお別れしました。

【柏木ふれあいセンターでの演奏終了後】
同行したわれわれスタッフも、お二人の美しい演奏に触れたことで、心が癒されるのを感じました。

JENはこれからも、各界のアーティストの方々と協同し、復興支援事業に取り組んで参ります。

【JEN石巻事務所でスタッフと記念写真】


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〜 車いすテニスの金メダリスト 国枝慎吾選手と石巻の子どもたちとの交流会 〜

2012.10.25

JENは、ユニクロ様と協働し、石巻市内各所で復興支援プロジェクトを行っています。

そのプロジェクトの一環として、10月17日、ロンドンパラリンピック車いすテニス男子シングルスで見事2大会連続で金メダルを獲得した国枝慎吾選手を石巻に招き、地元の子どもたちとの交流会が行われました。

【国枝選手とテニスクラブの子どもたち】

国枝選手より、被災地を視察したいとの申し出もあり、イベントが始まる前に「復興ふれあいマルシェ」に立ち寄り、マルシェの皆さんと懇談、写真撮影などを行いました。

【石巻漫画館近くに今年6月にオープンした「石巻復興マルシェ」を訪問】
11月末に再開予定の「石ノ森漫画館」を見ながら内海橋を渡り、川口町にある瓦礫仮置き場を視察しました。圧倒的な瓦礫の量、数10本にも及ぶ自然発火対策のための煙突などを見て驚いておられました。

また、石巻魚市場周辺の地盤沈下の状況を視察し、1メートルにも及ぶ地盤沈下を目の当たりにした国枝選手は、地震の凄まじいエネルギーに驚愕しておられました。

【地盤沈下地域を視察する国枝選手】

日和大橋を渡り南浜町に入り、流失した車輛や市立病院、焼失した門脇小学校を視察し、会場である石巻ローンテニスクラブ(本間栄一代表)のテニスコートに着きました。

集まった地元の小学生や高校生たちから、「オリンピックには何回出られましたか?」「金メダルを何個持っていますか?」などの質問がありました。国枝選手は、質問に丁寧に、時にユーモアを交えて答えていました。

【高校生の質問に答える国枝選手】

 

テニス教室では、金メダルを2個取った世界一の技術を披露した後、子どもたちにレッスンしました。子どもたちは真剣にレッスンを受けました。

【子どもたちにレッスンをする国枝選手】
最後に、金メダルを子どもたちに触れさせたり、首にかけてあげたりし、石巻ローンテニスクラブでの交流会が終了し、次の会場である釜小学校に移動しました。
釜小学校では体育館の入口で、土井校長先生に出迎えられ挨拶を交わした後、全校児童487人が待つ体育館に入場しました。入場と同時に拍手が沸き起こり、国枝選手は軽快なフットワークを見せ体育館ステージ下に移動し、子どもたちとの交流会が始まりました。

【子どもたちに出迎えられる国枝選手】
「国枝選手に聞きたいことがある子は手を挙げて!」と司会者(はすみ奈緒さん)が呼び掛けると、ほとんどの子どもたちが大きな声で「ハイ! ハイ!」と手を挙げました。

これには、土井校長先生たちもびっくり。普段はシャイな子どもたちが多く、「国枝選手への質問といっても、自分から手を挙げる子どもは少ないのでは」と思っていたそうです。

【予想に反して、次々と質問を浴びせる子どもたち・・・。】
こども   「国枝選手は何歳ですか?」

国枝選手  「何歳に見える・・・?」

子どもたち 「40歳」「50歳」・・・!

国枝選手  「みんなひどいよ!」

国枝選手  「28歳です」

子どもたち 「エーッ・・・!!」(会場内に地鳴りのような驚きの声)

ここでも国枝選手の世界一の技術を披露し、かけっこで競争したり、記念撮影したりしました。

そして、子どもたちに向けたメッセージとして、「夢を持つこと、その夢を実現するイメージを持つこと、決してあきらめないこと」が大切であると呼びかけました。

【子どもたちにメッセージを伝える国枝選手】
そして最後に、児童代表から、「自分もテニスを習っています。震災から一年間は練習することが出来ず、とてもつらかったです。今は、テニスができることの喜びを感じています。国枝選手の話をきいて私も将来プロテニス選手になりたいという夢が強くなりました」とお礼の言葉が述べられました。
今回の会場、釜小学校の校区には、震災で犠牲になった地域住民、児童が少なくありません。校長先生は、子どもたちを勇気づけるような授業やイベントを積極的に行っていきたい、と考えているそうです。

ジェンは、これからも学校などとも協同して、子どもたちの心のケアにつながるような活動を通じ、子どもたちの成長を見守っていきます。

【国枝選手を囲んで記念撮影】

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〜十三浜に相川小鼓笛隊が行進〜

2012.07.26

石巻市北上町の相川小学校は、校舎が被災したため、同地区の橋浦小学校に同じく被災した吉浜小学校とともに教室を間借りしています。昨年12月に一般社団法人mudef(ミューデフ)が進める「HOPE FOR JAPAN」の活動に賛同するロックバンドのGLAY(グレイ)さんからのご支援で、相川小学校を含む石巻市内の小学校、中学校、高校合わせて16校それぞれの要望に応じ、86種類の楽器、合計289点が贈呈されました。

そんな相川小学校で、全校児童59人で構成する鼓笛隊の演奏会が7月18日、北上地区内8か所で行われました。

【写真①:十三浜小室地区での演奏】
6月から全員で練習してきた太鼓やハーモニカ、トランペット、アコーディオンなどからなる鼓笛隊は、6年生の指揮で息の合った演奏を披露し、集まった人々から温かい拍手が送られていました。

演奏会は、にっこりサンパーク内の仮設住宅を皮切りに、小室、大室など学区内7か所で行われました。

【写真:地区内を行進する鼓笛隊】
相川小学校は、来春閉校が決まっており、相川小学校としての演奏会は今回が最後となります。

演奏を聴いていた地区の方々は、「これが最後の演奏かと思うと感慨深い」と話していました。

子どもたちも、今日の演奏のことは一生忘れないことでしょう。

【演奏を聴く十三浜の人々】

北上地区では、今も仮設住宅等で厳しい生活を余儀なくされている方が多いのですが、子どもたちの元気いっぱいの鼓笛隊パレードの演奏を聴いて、大きなパワーをもらったようです。

これからもJENは、子どもたちを見守ってまいります。引き続き温かいご支援をお願いいたします。

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