2013年3月11日、JENは、東日本大震災における被災者の支援活動等に対する厚生労働大臣感謝状を受け取りました。
これは、厚生労働省管轄の事業への貢献に対するものだそうです。
緊急期に週替わりの支援物資募集に応えてくださった国内外800名を超える皆様、JENとともに地域再生の一助をになってくださっている様々な企業・団体の皆様、そして東北でご自宅で、あるいは東京本部でJENの支援活動に参画くださっている8000名を超えるボランティアの皆様へ、JENスタッフ一同より、深く感謝申し上げます。
JENの活動は、皆様おひとりおひとりのお気持ちとご期待、支えによって成り立っております。これからも誠心誠意、支援活動に従事し、地域の復興、再生に少しずつ貢献してゆきたいと思います。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
JENスタッフ一同
厚生労働省: http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002wpuc.html
(JEN石巻事務所スタッフ集合写真)
==== 募金を受け付けています。 ↓↓↓↓↓↓↓
○郵便振替口座 00170-2-538657
口座名 JEN
通信欄に「東日本大震災」と記載ください。
○クレジットカード: https://www.jen-npo.org/en/contribute/credit.php?country=s-thk&select1=0#now
プルダウンメニューから「東日本大震災」をお選びください。
その他、銀行へのお振り込みに関しては、恐れ入りますが、
ジェン東京本部 (03-5225-9352 担当:富田、浅川)までお問い合わせください。
下の写真は、2011年5月、渡波明神社でのボランティア作業の様子です。
全国各地、国内外から集まった多くのボランティアの手によって作業を行いました。
それから約1年10か月が経った3月20日、渡波明神社では、新しい社の完成披露式典がありました。
式典にはJENスタッフもご招待を受けました。
宮司さんから祝詞が奏上された後、集まった地域の方々に、JENの行ったボランティア作業をご紹介いただきました。
【宮司さんからの紹介を受けるJENスタッフ】
「震災直後に境内の清掃や倒れた墓石を直す作業をしていただいたことに、神社として感謝すると同時に、氏子の皆さんにもそのことを知ってほしかったのです」
40人ほどの氏子の皆さんが集まっていました。
儀式が終わり、帰り際、若い男性がスタッフのもとにやってきて「あそこには親父も眠っているんです。本当にありがとうございます」と、直接お声をかけていただきました。
これは、これまで参加したボランティア、JENの活動を支えてくださる支援者の方々すべてへ向けられた感謝のお言葉です。
【境内には、まだ修復の終わっていない施設も依然としてあります】
JENはこれからも地域の人々に寄り添った支援活動を続けてまいります。JENの活動へのご協力をよろしくお願いいたします。
【ご寄付は、こちらから受け付けております】
今月17日、牡鹿半島の狐崎浜でお祭りが行われました。JENのボランティアは、今回はお祭りのお手伝いボランティアとして活躍しました。
【絶好の祭り日和】
狐崎浜のお祭りは江戸時代以前から数百年にわたる伝統的な行事です。
浜には現在、30世帯90人前後が暮らしていますが、若い人が減って神輿の担ぎ手が集まりにくく、伝統ある祭りをどのように継承していくかが課題になっています。
そんななか、去年に引き続き、今年も大切なお祭りに声をかけて頂き、JENボランティアが祭礼準備や神輿(みこし)の担ぎ手として、お祭りのお手伝いをしました。昨年の様子は、こちら。
【白装束に着替え、気合いが入ります】
今回は、狐崎浜のボランティアに長く携わって下さっている三井物産株式会社の社員ボランティアさんをはじめ、22人のボランティアが参加しました。
【勇壮に練り歩く、祭り装束の人たち】
きらびやかな着物や袴に身を包んだ一行は、狐崎稲荷神社で神様を乗せた神輿を担ぎだし、浜へ向かいました。
男たちの威勢の良い掛け声が浜に響きます。
「チョーサイ!チョーサイ!」
これは、「今日祭(きょうさい)=今日はお祭りだ!」がなまったものだそうで、掛け声とともに神輿が練り歩く姿は迫力満点です。
神様の乗った神輿は、海沿いや通りを練り歩き、地域を清めます。
今年のお祭りには、去年より多い100人以上が集まり、震災前よりも多いのではないかという声も聞こえるほど、浜は大賑わいでした。
地元の人たちは「にぎわって最高だね!」「いつもこんなに人がいたらいいね」と笑顔をみせていました。
長く支援活動をしてきた狐崎浜の皆さんのたくさんの笑顔が見られたことが、JENスタッフにとっても本当にうれしいことでした。
復興期に入った今、ボランティアの活躍の場は地域活動の様々な部分に広がっています。JENは、地域や学校行事のお手伝いにボランティアを派遣し、人手として活躍することで、活気あふれる地域の再建を支えてゆきます。
===メディア紹介===
3/22(金)「東北発☆未来塾」公開イベントシリーズ
「迷ってもあきらめない! 〜震災3年目 私たちの復興プラン〜」
放送 3月22日(金)夜 23:30〜23:50(NHK Eテレ)
再放送 3月23日(土)午前11:20〜11:40(NHK Eテレ)
MC サンドウィッチマン
講師 津田大介さん(ジャーナリスト)、
西條剛央さん(早稲田大学大学院専任講師)
木山啓子(国際NGO「JEN」事務局長)
「東北発☆未来塾」は、東北の未来を担う若者が、さまざまな業界で活躍する講師か
ら“未来を創るチカラ”を学ぶ塾です。今回は、木山啓子が講師のひとりとして出演します。番組では、学生の代表者が「私の復興プラン」をテーマに発表し、講師のアドバイスを仰ぎます。是非、ご覧ください!
☆☆☆翌週29日(金) ☆☆☆
「東北発☆未来塾」未来塾特別編「Best of ゴールデンルール 〜達人たちの言葉〜」放送決定!
昨年6月、木山啓子は番組の講師担当でしたが、その時の木山啓子の“ゴールデンルール”が「Best of ゴールデンルール」のひとつとして再登場します。
放送 3月29日(金)夜 23:30〜23:50(NHK Eテレ)
再放送 3月30日(土)午前11:20〜11:40(NHK Eテレ)
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口座名 JEN
通信欄に「東日本大震災」と記載ください。
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その他、銀行へのお振り込みに関しては、恐れ入りますが、
ジェン東京本部( 03-5225-9352 担当:富田、浅川)までお問い合わせください。
3月11日、被災各地では自治体、寺院などが主催する慰霊式典が行われました。
そのうち、石巻市の西端、石巻工業港北に位置する釜(かま)地区の、普誓寺(ふせいじ)では、追悼イベント「祈りの風船」が行われました。
【14:46の黙とうのあと、祈りを込めた風船が飛ばされました。】
【空に向かって飛んでいく風船】
たくさんの住民の方々が集まり、空に昇っていく風船を見つめながら祈りを捧げていました。久しぶりに再会する方も多い様子でした。
釜地区には、下釜(しもかま)と上釜(かみかま)の二つの町内会があります。
そのうちの上釜地区、中屋敷町内で、JENは発災当初から炊き出し、コミュニティカフェの設置・運営などを、多くの地元住民・ボランティアの方々のご協力を得ながら行ってきました。
昨年夏からは、町内会・行政・コンサルタントが協力して復興計画を作り上げる「上釜復興協議会」がスタートし、住みよい、新しい街づくりのための話し合いが始まりました。協議会では、復興に必要な土地区画整理事業の範囲などが話し合われています。
JENでは、地区内での合意形成に向け、ワークショップ(くわしくはこちら)を町内会と連携して行うなど、コミュニティ全体への支援を行っています。
また、昨年秋に行った花壇作り(詳しくは、こちら)のように、住民の皆さんが新しい地域づくりに主体的に関わることのできるアクティビティにも継続して取り組んでいく予定です。
【JENでは、東北の復興支援へ、皆様からのご寄付を受け付けています。ご協力をよろしくお願いします。
ご寄付は、こちらから受け付けております】
3月の支援速報では、震災から2年の節目を迎える石巻の“いま”をお伝えしていきます。
旧北上川河口の西北に位置する日和山は、石巻市でもっとも有名になった場所の1つです。日和山から沿岸部を望むと、北上川と日和大橋を左手に、一帯が消失してしまった門脇町、南浜町が見えます。
【日和山と門脇町・南浜町】
【日和山展望台から望む2013年3月現在の門脇町・南浜町の様子】
被災地では、震災を象徴する建築物を震災遺構として残すか、解体撤去するかが議論されています。石巻市では、大川小学校校舎や門脇小学校校舎などが検討されています。
【震災遺構として保存が検討されている門脇小学校】
この門脇小学校のある南浜町地域は、「祈りの公園」としての国立公園化が、石巻市と宮城県によって検討されています。市民参加型の「公園作りワークショップ」が石巻市主催で開催され、市民主導の公園づくりが進められています。公園の完成は、2021年3月予定です。
昨年秋に、この活動の一環として、JENは地域の子どもたちと一緒に花壇づくりを行いました(詳細はこちら)。この活動のあと、携わったみなさんが、「来年もやりたい!」と、次につながる思いを聞かせてくださいました。JENでは、希望につながるこの活動を、引き続きサポートしてゆきます。
市民一人一人の想いのこもった公園は、多くの人々が再び訪れ、子どもたちが遊び回る場所になるでしょう。
次回の支援速報では、2013年3月11日の石巻各地の様子をお伝えします。
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JENでは、3月8日(金)に、東北復興支援、活動報告会を開催します。
お申し込みは、こちら。
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